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真備のパン店「パンポルト」再開 19日から仮店舗で人気商品販売

仮店舗での再開に向け、準備を進める戸澤さん夫妻

 西日本豪雨で浸水被害を受けた倉敷市真備町箭田のパン店「pain porte(パン ポルト)」が19日、仮店舗で再開する。他店の厨房(ちゅうぼう)を借りてパンを焼き、駐車場部分に設けたプレハブで営業。大ぶりの岡山県産牛肉が入ったカレーパンなど、被災前に店頭に並んでいた人気の15種類程度を数量限定で販売する。

 パンポルトは、店主の戸澤実さん(39)と妻由加里さん(33)が、2013年7月19日にオープン。今年が開業5周年の節目に当たり、記念の催しに向けた準備を進めていた矢先に豪雨が発生。真備町地区一帯が浸水し、戸澤さんの店舗兼自宅も2階まで被害を受けた。

 近くの高台に逃げた後、市内にある由加里さんの実家に一家で避難し、現在は、仮設住宅で暮らす戸澤さん。「初めは家も店舗もぐしゃぐしゃで、何も考えられなかった」と振り返るが、資金面のサポートや再開を望む声の後押しなどを受け、真備町での再起を決意した。

 製造設備も被害に遭ったため、知り合いのパン店「あるてふぁっと」(同市玉島中央町)に依頼し、同店の製造が終わった後、厨房を借りてパンを仕込んで焼く。

 焼き立てが提供できなくなることから、油で揚げていたカレーパンの調理方法はを焼くよう変更するなど、工夫も凝らした。クリームパンや総菜パン、黒トリュフのクロックムッシュなども用意した。「機材や場所が変わり、以前と同じ味にはならない部分もあるが、お客さんとの会話の中で調整していきたい」と戸澤さん。

 今後は仮店舗で営業しながら、元の店舗をリフォームし、本格再開を目指す。戸澤さんは「地域の復興には産業の活性化も大切。いずれはパン教室など住民同士が交流できる場にもしていきたい」と話している。

 午前9時~午後4時半(変更あり)。なくなり次第終了。火・水曜日定休。
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