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被災者、両陛下と懇談し決意新た 「寄り添う思い伝わってきた」

小田川の堤防から被災地を視察される天皇、皇后両陛下=14日午後1時11分、倉敷市真備町尾崎(代表撮影)

倉敷市の真備総合体育館で被災者を励まされる天皇、皇后両陛下=14日午後1時30分(代表撮影)

 14日、西日本豪雨で被災した岡山県を訪れた天皇、皇后両陛下は、真備総合公園体育館(倉敷市真備町箭田)であった懇談会で被災者に優しく声を掛けられた。出席者は、ともに心を痛め、悲しみや苦渋の声に耳を傾ける両陛下の姿に触れ、復興への気持ちを新たにした。

 倉敷入りした両陛下は、決壊によって多くの犠牲者を出した小田川の堤防に立ち、沈痛な面持ちで被災地を見つめた。被災状況を説明した伊東香織倉敷市長には「小田川は今後、どういうふうになるのですか」と問いかけたという。

 その後の懇談会では、体育館ロビーに並んだ被災者や人命救助に当たった住民ら30人にそれぞれ話し掛けた。

 自宅が全壊した斎藤謙介さん(51)=同市真備町地区=は母の庚恵(かなえ)さん=当時76歳=の遺影を手に出席。天皇陛下は「大変だったでしょう。頑張ってください」と話し掛け、皇后さまは「お寂しいことでしょう。まだ若いのに」と励まし、遺影にそっと手を添えた。

 被災後、気分がふさぎ込みがちだったという斎藤さんは「大変、ありがたいお言葉をいただいた。再び生活の基盤を築こうと決意した」と話した。

 自宅が2階まで漬かった浅野静子さん(68)=同市真備町地区=は「皇后さまから『お体に気を付けてください』と優しい声で言われ、胸がいっぱいになった」。同僚とボートで50人以上を救出したことをねぎらわれた松尾和憲さん(45)=同市=は「復興を頑張っていこうという気持ちが湧いてきた」と笑顔を見せた。

 真備町地区でまちづくり協議会の事務局長を務める守屋美雪さん(69)は「被災地に寄り添おうとされる両陛下の思いが伝わってきた。古里の姿を取り戻すため、頑張っていきたい」と前を向いた。
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