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“セミの抜け殻アート”がSNSで10万いいね、作者に聞く“グロかっこよさ”の本質

本家顔負け!?セミの抜け殻で作った「エイリアン」

 関東ではセミの鳴き声も少なくなり夏の終わりを感じる今日このごろであるが、公園などでセミの抜け殻を見つけると、どこか切ない気持ちになったり、女性だったら“気持ち悪い…”と思ったりするかもしれない。そのセミの抜け殻だが、何と“アート”の域にまで昇華させた人物がいる。セミの抜け殻でバルタン星人を作り、写真をTwitterに投稿、10万いいね!を集め、一躍話題となったタニクラカイさん(@rlavemmN8fX18pY)だ。過去には「ゴジラ」、「エヴァンゲリオン初号機」なども制作。特に「エイリアン」は、世界的クリーチャーデザイナーのH・R・ギーガーに匹敵する迫力とグロさである。そんな「セミの抜け殻アート」の“グロかっこよさ”を生み出した制作者に、始めたきっかけなどを聞いた。

【写真】10万いいね!を集めた“セミの抜け殻”で作った「バルタン星人」他、「ゴジラ」「エヴァ初号機」など作品集

■ネットでは「気持ち悪いけど格好良い」、「怖いけど凄い」などの声

 今回のアートを制作したタニクラカイさんは、九州の短大で造形学ぶ2年生ということなので、確かにフィギュアっぽい造形物に関しては専門家とも言えるだろう。ただ、素材が「セミの抜け殻」だけに、その姿かたちはセミの幼虫期のまんま。見た目もかなりグロテスクであり、セミの抜け殻に触れた人ならわかるだろうが、驚くほど軽く、ちょっと力を入れただけで粉々になってしまうほどデリケート。ネットでも、「気持ち悪いけど格好良い!w」、「すぐ潰れちゃいそうなのにここまで綺麗に作れるの凄いです!」、「怖いけど凄い!」などと話題になった。

 ちなみに、タニクラカイさんに一番の自信作を聞いてみると、「今のところはバルタン星人です。作るたびに発見があります」とのこと。実際、テレビの『ウルトラマン』(1966年)に初登場したバルタン星人の姿は、その前のウルトラシリーズ第1作『ウルトラQ』に登場した「セミ人間」を改造して、ザリガニのハサミを付けたもの。なるほど、バルタン星人をセミの抜け殻で作ることは理にかなっているのである。

 ただ、セミの抜け殻は前述のように非常に軽くて脆い素材だし、“天然”だけに素材集めも大変だ。さぞかし制作には苦労したと思われるが、そのあたりを聞いてみると、「(制作期間は)短いもので1〜3日、一番かかったのは1ヶ月です。セミの抜け殻1個につき、ひとつしかないパーツ、たとえばお尻のパーツなどを使ったりするので、小さい作品でも3つ、大きいものだと50個ぐらい使います」とのこと。

 素材の入手先は、「自宅の庭、自然公園、神社など」と、これはごく普通か。「大きいパーツをボンドではり合わせて、間を小さいパーツで埋めていくイメージ」で作っていくと言うが、やはり制作にあたって大変なことは「鼻息でパーツが飛んでしまうこと」であり、さらに「落としたパーツが足に刺さったりもするので、こまめに掃除すること」ということなので、いかに素材が特殊であるかがわかるだろう。

■魅力は「抜け殻の生物的な美しさを造形に組みこめるところ」

 そもそも、なぜセミの抜け殻アートを作ろうと思ったのだろうか? この疑問にタニクラカイさんは、「抜け殻の美しさに惹かれて、何かに活かせないかと思ったからです」と語る。そして、実際にアートを制作してみると、「抜け殻がもともと持っている生物的な美しさを造形に組みこめるところ」に非常に魅力を感じ、現在までに、せみんちゅ(オリジナルキャラクター)、イヌ、ゴジラ、エヴァンゲリオン初号機、エイリアン、バルタン星人の6作品を制作しているという。

 今回、セミの抜け殻アートでバズったことにより、「フォロワーが700人ほど増えて戸惑っています」と語りながらも、「また、みなさんに見てもらえるような作品ができたらと思っています。今後は、円谷シリーズの怪獣ももっと作りたいですし、映画のキャラクターでも作りたいものがあります」と次回作に意欲を見せ、将来の夢についても「セミの抜け殻アートで個展を開くこと」と語るタニクラカイさん。

 単なる怪獣・クリーチャー系のキャラクターを「リアルに再現」するだけではなく、何と言っても、素材が“本物”の質感をまとうセミの抜け殻だけに、今までにない生命感を与える“グロかっこいい”、“エグかっこいい”作品を生み出してくれるに違いない。今後の「セミの抜け殻アート」の新作に期待したいところだ。

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