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小田川決壊は低部の越水が主要因 国調査委結果、堤防外側削られる

小田川などの決壊原因を協議した国の調査委員会

 西日本豪雨で破堤した倉敷市真備町地区の小田川と3支流の決壊要因を探る国の調査委員会(委員長・前野詩朗岡山大大学院教授)の第3回会合が10日、岡山市内であり、決壊した8カ所はいずれも周囲より低い部分から越水し、堤防が外側から削られたことが主な要因との結果をまとめた。

 地盤・地質や河川の専門家ら委員7人が出席し、国管理の小田川と県管理の末政、高馬、真谷川の3支流について非公開で協議した。終了後に会見した前野委員長は「地盤沈下などで低くなっていた堤防部分から水があふれた。さらに堤防が外側から削られ、川の水圧に耐えられず決壊したことが主たる原因と推定する」と述べた。

 また小田川の決壊2カ所のうち、高馬川との合流部の1カ所については越水だけでなく、堤防やその地盤に川の水がしみこんで崩れる「浸透」も絡んだ可能性があるとし、引き続き調査する。

 調査委は決壊原因について、現場調査のほか、破堤前の堤防の測量データなどを分析した結果、周囲より低い部分から決壊したことを確認したという。このうち小田川上流の北岸(同町尾崎)の堤防高は標高16・9メートルと、想定される最高水位を踏まえて国が設定する整備目標(17・2メートル)に0・3メートル足りず、改修予定だったことが判明している。

 次回会合は今月下旬の予定。今回の調査結果を踏まえて本格復旧工事の工法などを協議する方針。

 西日本豪雨で真備町地区は、面積の約3割に当たる1200ヘクタールが水没。多くの家屋が浸水し、10日現在で51人が死亡した。
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