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避難所支援物資で「ミスマッチ」 真備では食料十分も日用品が不足

避難所となっている二万小体育館。ステージには支援物資の衣類やおむつ、長靴などが並ぶ=7月26日、倉敷市真備町上二万

真備体育館で保管されている支援物資は山積みだが、被災者のニーズに十分対応できていないケースもある=7月26日、倉敷市真備町箭田

 西日本豪雨で甚大な被害を受け、多くの住民が避難所生活を余儀なくされている倉敷市真備町地区で、全国から被災者へ寄せられる支援物資を巡って「ミスマッチ」が生じている。命をつなぐ初期段階で必要だった水や食料は十分な一方で、自宅の片付けに使う道具や洗剤などの日用品が不足気味だ。

 約230人が避難所生活を送る二万小(同町上二万)。体育館のステージに置かれた段ボール箱には衣類が詰め込まれ、被災者が手にとってサイズを確かめる。地元の女性(44)は、目当ての衣類や消毒液は受け取ったが「洗濯用の洗剤は貴重でなかなか手に入らず、困っている」と話した。

 豪雨災害が7月6日に発生し、真備町地区の避難所には水や食料、毛布やおむつなどが次々と届けられた。

 それから1カ月たち、この間に被災者のニーズは変化してきた。泥水をかぶった自宅の片付けをするためには、ほうきやブラシ、作業服が必要になり、こうした物資が避難所に届くとその日のうちになくなることも起きている。

 支援物資の作業服を使っている同地区の男性(74)は「ありがたく使わせてもらっているが、替えがない。毎日洗濯しながら生乾きのまま着ている」と複雑な表情を見せる。

 現在、県内外の自治体や企業から受け付けている支援物資は真備体育館(同町箭田)でいったん保管した上で、各避難所に配布。一部は真備公民館の分館などに回され、被災者が出向けば受け取れるようにしている。

 被災者の要望に沿えるよう、市は直接購入する場合もあるという。さらに、個人からの提供は原則として受けていないが「例外的にいただくケースもある」と避難所の担当者。

 市は「時間の経過とともに変わっていく被災者の需要に対応するのは簡単ではない」と頭を悩ませながらも、「現場でニーズをきめ細かく聞いて対応していくしかない」としている。
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