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砂川決壊で浸水750ヘクタール 真備に次ぐ規模、岡山県調査

 西日本豪雨の影響によって、岡山市東区沼で堤防が決壊した砂川の浸水範囲が約750ヘクタールに及ぶことが、3日までの県の調査で分かった。現時点の判明分では、県内で倉敷市真備町地区の約1200ヘクタールに次ぐ規模。決壊地点一帯は平地が広がり、大量の水が一気に流れ込んだことが要因とみられている。

 調査は、災害直後の7月10日前後から始め、現地で建物などに付着した泥の痕跡を調べた。浸水範囲は岡山市東区平島地区を中心に南北に約6・5キロ、東西に最大で約3・5キロにわたり、浸水の高さは最大約1・5メートルだった。

 県河川課によると、決壊地点の川底と周辺の平地はほぼ同じ高さという。近隣には複数の大規模住宅団地があり、平島地区一帯の住宅浸水は2230棟と今回の豪雨で県内最多の被害が発生した市内全体(7645棟)の約3割が集中した。

 一方、決壊地点の約1キロ下流に設置している県の水位計では、7月7日午前1時半に691センチを記録。10分後に約30センチ下がっていることから、県は同日午前1時半すぎに破堤したとみて、分析を進めている。

 県は、砂川を含む旭川水系下流域の河川整備計画を2015年3月に策定。砂川の洪水などで約550ヘクタールが浸水した1979年の台風と同規模の水害を想定して被害の防止・軽減に取り組む方針を示しているが、当時の市中心部の降水量が11日間で180ミリだったのに対して、今回は3日間で約1・5倍の263ミリに達した。

 同課は「砂川は川幅を広げるなど治水対策を進めてきたが、想定外の雨量だった。復旧工事を含め対策を講じたい」としている。
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