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福山城天守閣が景観重要建造物に 審議会同意、広島県内では初

景観重要建造物への指定が決まった福山城跡の天守閣=30日

 福山市は30日、市役所であった市景観審議会で、2022年に築城400年を迎える国史跡・福山城跡の天守閣部分を景観法に基づく「景観重要建造物」として指定することを諮問し同意された。同建造物の指定は広島県内初。城を築いた初代福山藩主・水野勝成が徳川幕府にその完成を報告したとされる日(旧暦)に合わせ、来月28日に正式に指定する。

 城は明治政府ができた後、廃城となり、1945年8月には福山空襲で国宝指定だった天守閣も焼失したが、66年、市制施行50周年事業の一環でコンクリートで復元され、現在の姿となった。

 市は400年事業に向け、城周囲の風致地区(約31・7ヘクタール)を除くその周辺部でも建築物などの高さ制限を検討しており、天守閣を重要建造物に指定し法的位置付けを与えることで、制限を行うことについて市民の理解を求める方針。指定後は、無断で外観の変更ができなくなるほか、外観保全に向け適切な管理も義務付けられる。

 市によると、天守閣は地下1階地上6階、延べ約1800平方メートル。現在の所有は市で、内部は福山城博物館として公開されている。

 市都市計画課は「良好な外観のある建築物であり、市民の関心が高まるきっかけにしたい」としている。

 水野勝成は旧暦の1622年8月28日、江戸幕府に城の完成を報告したとされる。市は新暦の同日に当たる今年10月7日、同城博物館入り口に「重要建造物指定標識」を取り付ける式典を開く。
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