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避難所が一変「間仕切り」で改善 真備地区、ランドリーは順番待ち

避難所に設置された段ボールベッドと間仕切り=15日午前10時6分、倉敷市真備町市場の薗小学校

総社市真壁のコインランドリー。連日大勢の利用客が詰めかけている=15日午後6時23分

 西日本豪雨による被害で、多くの住民が避難所暮らしを強いられている倉敷市真備町地区。ニーズに応じて間仕切りなどが導入され、生活環境の改善が少しずつ進んでいる。一方で洗濯機の不足から近隣地域のコインランドリーは連日順番待ちとなっており、避難者の負担となっている。

 約300人が避難している岡田小(同町岡田)に15日、プライバシー確保のための間仕切りが設営された。世界的建築家・坂(ばん)茂さん(60)=東京在住=のオリジナル作品で、坂さんが代表を務める設計事務所とNPO法人が倉敷市に寄贈した。

 同じく約300人がいる薗小(同町市場)では、13日に100セットが設けられた。紙筒と布を組み合わせて区切り、“居住スペース”を創出。避難者らは横になったり、新聞を読んだりと、くつろいでいた。

 「外出して戻ると、体育館の景色が一変していた」。主婦(63)=真備町地区=は驚きつつ「段ボールベッドで底上げされたこともあり、周囲の目や音が気にならなくなった」と話した。同市は各避難所での必要性に応じて、配備をしていくという。

 エアコン、テレビ、冷蔵庫…。猛暑の中、避難所の環境改善が図られているが、日常生活には依然支障が多い。その一つが洗濯。洗濯機が設置されてもまだ稼働していない避難所があり、稼働している所でも台数に限りがあることから、総社市など近隣のコインランドリーが夕方になると、大勢の客であふれている。

 同市真壁のコインランドリーでは14日夕、8台ある洗濯機の前に順番待ちの長い列ができた。多くは被災した同町地区から来たといい、自宅の片付けなどで泥だらけになった衣類やタオルを抱えていた。

 「水が引き始めた8日ごろからどこもいっぱい。一日に何軒も回った日もある」と真備町地区の女性(70)。

 被災した住民にとって、復旧作業を終えた後、車に乗って洗濯へ出掛けるのは一苦労。さらに経済的な負担もある。自宅が2階まで浸水した女性(72)=同町地区=は「洗濯しても避難所では干す所がないので、乾燥までしなければならない。毎日の費用は負担」と嘆いた。
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