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西日本豪雨 ボランティアの心構え 岡山県社協・吉田副部長に聞く

片付けに入る民家の場所をスタッフから確認するボランティア=12日、倉敷市の中国職業能力開発大学校

吉田光臣副部長

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県内の各自治体に、ボランティアセンターが相次いで開設され、活動が本格化している。阪神大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)など、さまざまな被災地でボランティアを統括してきた岡山県社会福祉協議会の吉田光臣副部長に、支援に取り組む心構えを聞いた。

 最も大切なポイントは、被災者の気持ちに寄り添う姿勢。当たり前と思うだろうが、なかなか難しい。

 例えば、泥に埋もれた自宅の片付けを手伝うつもりで現地へ入ったところ、活動する家の被災者が何も手に付かない状態だった場合、あなたならどうしますか。片付けを進めるよりも、被災者のそばに座って話にじっくり耳を傾ける方が、いいのかもしれない。

 個々の被災者の状態に合わせた活動が「心の復興」につながっていく。コミュニケーションを深めていくうち、片付けてはいけない家族の思い出が詰まった家具などの話も出てくる。

 学生のボランティアは体力があり被災地でも歓迎されるが、服装には十分、注意を。過去にもスニーカーで現地に入り、くぎを踏み抜いて大けがをするケースがあった。周囲も作業の手を止めて救護しなければならなくなるので、せっかくの支援活動が逆に被災地の負担となってしまう。

 今回は夏場の作業ということで、肌を直接、日光にさらすTシャツなど半袖は避け、長袖、長靴に加え、熱中症対策で必ず帽子をかぶってほしい。水害に遭った場所では、舞い上がる乾いた汚泥を吸い込まないようマスクを着用する必要がある。

 学生の中には初めてボランティアに取り組む人もいると思うが、活動を通じてたくさんの大切なことを感じられるはず。困っている被災者を支えるため、1人でも多くの人が参加してくれることを願っている。
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