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被災地の生活再建 動き徐々に 倉敷・真備、水道使える避難所増

蛇口の水で洗い物をするボランティア=12日午後2時27分、倉敷市真備町岡田の岡田小

 西日本豪雨で甚大な浸水被害が出た倉敷市真備町地区では12日、生活再建へ向けた動きが目立ち始めた。水道管の破損箇所を調べるための通水試験の区域が広がり、水が使える避難所が増加。通信の状態も大幅に改善した。一方で住民らはぬかるみが残る中での自宅の片付けを強いられている。

 同市水道局によると、通水試験は従来の小田川北側の地域(一部を除く)に加え、12日朝までに同町二万、服部など南側4地区でも始まった。

 避難所の二万小(同町上二万)でボランティアをしていた中学3年の男子生徒(15)は「トイレが流れ始め雑巾を洗うこともできるようになった」。岡田小(同町岡田)と薗小(同町市場)を加えた3避難所は洗濯機や簡易シャワーの設置も準備している。

 この日から災害時の協定を結ぶ市内の水道管工事業者が、破損箇所の修繕に着手。漏水など水道管の状態調査も岡山、美作、笠岡、赤磐、瀬戸内と5市の職員らから応援が入り、急ピッチで進めている。

 悪化していた通信環境もスマートフォンやインターネットなどが改善され「やっと実家の両親や友人とスムーズにやりとりできるようになった」と会社員女性(44)=同町。市は各避難所にタブレット端末を配り、必要な物資などを巡る災害対策本部との情報共有に役立てている。

 真備町地区では他に、通行止めの道路の復旧工事、公園や公民館などへの仮設トイレの設置も進む。

 一方、決壊した小田川の堤防に近く、なかなか水が引かなかった同町箭田地区などは、片付けが思うようにはかどっていない。獣医師男性(60)は「前日の雨で足元がぬかるみ作業が進まない。いつになったら片付くのか」とつぶやいた。
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