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倉敷・真備で8900世帯が断水 復旧めど立たず生活再建の足かせ

倉敷市真備支所に設けられた給水所で、ポリタンクに水を入れる被災者=11日午前10時45分

 西日本豪雨で濁流に襲われた倉敷市真備町地区は、ほぼ全域の約8900世帯で断水が続き、生活再建の足かせとなっている。市は給水所の設置などで対応。水道管の破損箇所を調べるため、浸水区域で試験通水を始めたが、復旧のめどは立っていない。

 市と自衛隊は11日までに、岡田小(同町岡田)、二万小(同町上二万)など市内7カ所に臨時の給水所を設置した。給水車を同町地区に巡回させている。

 給水所がある市真備支所(同町箭田)を訪れていた自営業男性(51)=同町=は給水所と自宅を毎日2往復し、1往復で水の入ったポリタンク(約20リットル)2個を運んでいる。自宅は高台にあり浸水を免れたものの、断水が続き、食器を洗ったり、トイレで流したりするため給水所を利用している。

 男性は両親宅が同町地区にあり、2階まで浸水した。片付けを手伝っており、泥水につかった家財の運び出しや床にたまった泥をかき出す作業で、衣類が汚れてしまう。洗濯機に使う水がないため、総社や倉敷市内のコインランドリーに通っている。男性は「生活するには水が必要不可欠。一日も早く水道が復旧してほしい」と願う。

 市は水道復旧に向け、10日から浸水区域で試験通水を始めた。11日は午前10時から午後7時まで、氾濫した小田川の北側、その後は南側で実施。通水中は多くの世帯で水道から水が出るため、飲むことはできないものの、片付けなどには使えるという。

 試験通水に合わせ、災害協定を結ぶ市内の水道管工事業者でつくる市管事業協会の組合員が目視などで水道管の状態を確認しており、11日午後7時までに計13カ所の破損を確認した。12日以降、修理に取り掛かる計画。

 市水道局は「試験通水によって修繕箇所の全体像を把握しないと、復旧の見通しは立たない」と話している。
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