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豪雨被災者に運動や水補給訴え 倉敷で岡山赤十字病院チーム活動

血栓の予防に効果的な弾性ストッキングを看護師に履かせてもらう避難所の住民

 倉敷市真備町地区では11日、西日本豪雨で多くの住民が避難所に移ってから5日目を迎えた。脚の静脈に血栓ができ、突然死の恐れをはらむエコノミークラス症候群発症のリスクが高まる時期に入り、岡山赤十字病院(岡山市)の医療チームが避難所で注意を呼び掛けた。

 医師や看護師、薬剤師ら7人がこの日午後、同町岡田の岡田小学校に入った。校内を巡回し、被災者の健康状態を確認した。

 「足首を回したり指を広げたりして脚を動かし、ふくらはぎもマッサージしてください」。医師らは、血栓ができないよう積極的な運動を勧め、脚を圧迫することで予防に効果的な弾性ストッキングを配った。

 受け取った女性(85)は、炊事や洗濯をこなしたり、友達の家や買い物に出掛けたりする生活が避難所に来てから一変。外に出て多少歩くものの、ごろごろする時間が長く、明らかに体を動かす機会が減ったという。看護師に弾性ストッキングを履かせてもらい「脚が締まっている感じ。明日からも使い、もっと運動もしようかな」と話した。

 同症候群は、混み合う避難所や車の中といった狭い空間で長時間、同じ姿勢でいると発症の危険性が高まる。血栓が肺の血管を詰まらせると呼吸困難に陥り、突然死する恐れがある。2016年の熊本地震でもこの症候群などによる震災関連死が問題となった。

 同病院の光畑裕子看護副部長は、体を動かす必要性に加え「厳しい暑さが続いており、脱水により血液がドロドロになって血栓ができないよう、しっかり水分を補給してほしい」と訴えている。
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