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西日本豪雨で岡山県死者57人 倉敷・真備で4600棟浸水被害

西日本豪雨による大量の被災ごみで道路の半分ほどがふさがれた倉敷市真備町地区。夕方、激しく降った雨で路面は水浸しに。水害から間もない地域で住民らに不安が広がった=11日午後6時52分、同町箭田(画像の一部を加工しています)

 西日本豪雨による甚大な被害が出ている岡山県内で11日午後8時までに、新たに3人の遺体が見つかった。県によると、いずれも浸水被害が大きかった倉敷市真備町地区で発見され、県内の死者は計57人、同地区では計49人となった。さらに、同地区を中心に安否の分からない人が少なくとも13人いることが新たに判明し、行方不明者は計18人に上っている。自衛隊や警察、消防は12日朝から行方不明者の捜索を再開する。

 県災害対策本部によると、遺体で見つかった3人は男性2人(81、90歳)、女性1人(年齢確認中)。新たに分かった行方不明者は真備町地区の住民12人(男性4人、女性8人)と井原市の女性1人。確認できた年齢は60~92歳で、多くは高齢者とみられる。

 自衛隊や警察、消防は11日朝から真備町地区で行方不明者の捜索を続行するとともに、発見した遺体を収容した。倉敷市災害対策本部によると、同地区内の被災家屋での捜索は同日で終えたとしている。国土交通省は同地区の宅地、生活道路の浸水はおおむね解消したと発表した。

 県災害対策本部は11日のまとめで、詳細な確認が困難になっている真備町地区の住宅被害を初めて計上し、浸水被害は約4600棟とした。県全体の避難所は46カ所と前日から13カ所減ったが、いまだに約3440人が避難生活を余儀なくされている。断水は倉敷、高梁市を中心に約1万6500戸に上り、自衛隊などによる給水支援が続いている。

 住宅被害では、全容が把握できていない倉敷市を除き全半壊・一部損壊が計79棟、床上・床下浸水が約9600棟。3757世帯8734人に避難指示が出されている。道路は土砂崩れなどのため126カ所が全面通行止めのまま。6日夜から冠水などで全面通行止めだった高梁市松山から同市段町にかけての国道180号は、11日午後5時に通行可能になった。

 11日には安倍晋三首相が岡山県入りし、倉敷市真備町地区の浸水地域などを自衛隊のヘリコプターから視察。避難所2カ所を訪れ、被災者を激励した。

 岡山県内市町村別死者数

 倉敷市1人▽同市(真備町地区)49人▽笠岡市3人▽総社市3人▽井原市1人

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