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真備で18遺体、県内死者54人 西日本豪雨の被害さらに拡大か

濁流にのまれた地域で行方不明者を捜索する自衛隊員=10日午後2時50分、倉敷市真備町箭田

 西日本豪雨による甚大な被害が出ている岡山県内で10日午後8時までに、5歳女児1人を含む18人の遺体が新たに見つかった。県によると、いずれも全面積の3割が水没した倉敷市真備町地区で発見。県内の死者は計54人になった。少なくとも総社、高梁など5市町で5人の行方不明者がおり、さらなる被害拡大が懸念される。

 同地区ではこの日、自衛隊、消防、警察などが約千人態勢で朝から行方不明者の捜索を再開。水が引かず、ほぼ手つかずだった小田川北岸沿いの住宅地を中心に一軒一軒声を掛けながら、ローラー作戦で安否確認をした。全国からボランティアで集まった災害救助犬6匹も初出動した。

 18人は男性7人、女性11人。同地区で見つかった死者は46人に上り、年齢が確認できた34人のうち30人は65歳以上の高齢者。

 同地区以外の県内の被害では、高梁市の女性(83)が土砂流入による家屋倒壊で腕や足を骨折する重傷を負っていたことも判明。住宅被害では、岡山市で床上・床下浸水が計約7630棟と、9日までの判明分より約7190棟増えた。総社市では全壊7棟、半壊7棟などが加わった。

 一方、危険は収まりつつあるとして自治体による避難所の閉鎖は進み、避難所数は10日午後8時現在で10市町59カ所と9日夜から半減した。それでも、いまだに避難所に残る被災者は約3900人に上る。

 県全体では、被害の全容が把握できていない倉敷市などを除き、住宅の全半壊・一部損壊は計78棟、床上・床下浸水は約9600棟。3757世帯8735人に避難指示が出されている。土砂崩れなどによる道路の全面通行止めは133カ所。

 豪雨災害による岡山県内の市町村別の死者・行方不明者数

 【死亡】倉敷市1人▽同市(真備町地区)46人▽笠岡市3人▽総社市3人▽井原市1人

 【不明】総社市1人▽倉敷市(真備町地区)1人▽高梁市1人▽新見市1人▽鏡野町1人

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