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岡山県豪雨被害が拡大、3人死亡 9河川決壊、倉敷で家屋多数水没

屋根近くまで冠水した倉敷市真備町の住宅=7日

 西日本を中心に7日、活発な梅雨前線による豪雨被害が拡大。岡山県では九つの河川が決壊し、西部を中心に住宅が濁流にのまれ、人や車が流されたとの通報が相次いだ。県や消防によると午後9時半現在、3人が死亡、6人が行方不明、7人が重軽傷を負った。小田川が決壊した倉敷市真備町地区では住民が取り残された家屋が多数水没し、被害はさらに広がる可能性がある。

 県は6日午後、災害対策本部を設置。伊原木隆太知事が陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

 県や各消防によると7日午前4時半ごろ、笠岡市の自動車部品メーカー「ヒルタ工業」の工場に土砂が流入し、男性従業員6人が生き埋めになって2人が死亡。井原市では6日午後10時半ごろ、家屋に土砂が流れ込み、住人の女性(48)が亡くなった。総社市のJR日羽駅付近では同日午後11時ごろ、冠水した国道180号に17人が孤立し、うち男性2人が行方不明に。同市と新見、高梁市、鏡野町では男性計4人の行方が分からなくなっている。

 倉敷市真備町地区は広範囲で家屋が浸水し、多くの住民が取り残された。住宅の屋根などから救助を求める人が相次ぎ、7日午後5時までに390人が救助された。警察と消防、自衛隊が夜を徹して活動を続けている。

 県のまとめでは、被害の全容が把握できていない倉敷市などを除き住宅の全半壊・一部損壊は計21棟、床上・床下浸水は488棟に上った。決壊したのは小田川のほか、旭川、砂川、高馬川、鴨方川、末政川、今立川、高屋川、尾坂川の8河川。道路は土砂崩れなどのため184カ所で全面通行止めとなっている。午後9時半時点の避難指示・勧告は約40万9300世帯約91万700人、避難所は23市町村の379カ所。

 岡山地方気象台によると、5日午前2時の降り始めから7日午後3時までの総雨量は津山市421・0ミリ、岡山市310・0ミリ。いずれも平年1年間に降る雨の量のほぼ3割に達した。岡山県の大雨特別警報は7日午後、解除した。
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