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「扶桑国之図」日本最古級と確認 福山の歴史博物館で7月一般公開

国内最古級の日本地図「日本扶桑国之図」(守屋寿コレクション・広島県立歴史博物館提供)

 広島県立歴史博物館(福山市西町)は、14世紀中頃の日本を表した地図「日本扶桑国之図(ふそうこくのず)」を発見し、15日、報道陣に公開した。日本全体が描かれたものでは最古級とみられる。7月19日からの企画展で一般公開する。

 縦122センチ、横57センチの地図には当時日本として認識されていた九州から東北地方までが記載され、地図の上側が西、下側が東になっている。丸みを帯びた団子のような形で備前や備中、備後といった中国地方を含む68の国、京都を起点に各地への陸路や海路を表す赤い線が描かれている。

 同館によると、これまでに確認されている最も古い日本地図は、1305年に描かれた京都・仁和寺所蔵の「日本図」だが、西日本部分が欠けていた。今回見つかった「扶桑国之図」は、鎌倉時代の地図に記載され、現在の沖縄県を示す「龍及国」という文字が見られることや、港町の地名が多く書かれ、海運が盛んだった室町時代を反映していることから、14世紀中頃の日本を表したものと推定した。

 筆者は不明だが、作成された時期は14世紀中頃から16世紀中頃の可能性が高いという。

 同館の久下実主任学芸員(47)は「当時の人々が日本をどのように捉えていたのかが分かる貴重な史料」と話した。

 地図は2月、福山市出身で東京在住の収集家・守屋寿さんが同館に寄託。同館などが調査を進める中で最古級であることが分かった。7月19日~9月24日の企画展で、他の寄託資料とともに紹介する。
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