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玉島高生「黒板アート」エリア賞 中四国最上位、2部員が結束

受賞を祝うチョークアート作品と笠原さん(左)、森西さん

受賞作「よかろうが」

 黒板にチョークで描いたアートを競う「日学・黒板アート甲子園」2018大会で、岡山県立玉島高校(倉敷市玉島阿賀崎)の美術部が中四国地方で最上位のエリア賞に輝いた。2人だけの部員が力を合わせ、高校生の内面を表現。思わぬ受賞に「もっと技術を磨いてみんなを楽しませたい」と張り切っている。

 同大会は黒板メーカーの日学(東京)が卒業、入学シーズンに合わせ2016年から開催。今年は4月上旬までに全国107校から応募があり、最優秀賞(1点)、優秀賞(3点)、エリア賞(6点)などを選んだ。

 同高美術部は1年生3人が入部する前は、部長の3年笠原萌さん(18)と2年森西愛瑠さん(17)だけで活動。大会には「少人数で協力できることを」と初挑戦した。

 受賞作は「よかろうが」(縦1・2メートル、横5・35メートル)。6色のチョークで色を重ねてきめ細かい質感や色合いを表現したり、手でこすってにじみを出したりと工夫。2日で仕上げた力作だ。

 「進路を反対され悔しい思いをした経験から、若者の自己主張の切実さを表現した」と笠原さん。目を中心に顔のアップを画面半分に描き、目力をアピール。めがねの左レンズから「よかろうが」の主張があふれ出る一方、右は視界がふさがれ、不安で殻に閉じこもりやすい高校生の心情を描写。審査委員会から「考えを分かりやすく伝える工夫や色の表現方法が素晴らしい」と高く評価された。

 「表現したいことを描けただけで満足だったので、受賞には驚いた」と口をそろえる2人。受賞を祝うチョークアートも完成させ、森西さんは「玉高美術部恒例の活動として続け、技術を磨いて文化祭や卒業式でも披露したい」と話している。

 同大会ジュニアの部では、連島中(同市連島中央)の卒業生3人も学校の中庭を描き、入賞した。
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