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「平成」という時代は来年4月3…

 「平成」という時代は来年4月30日で終わる。天皇、皇后両陛下の象徴としてのお務めはその日を境に、次代の皇室へと引き継がれる。退位まで11カ月を切り、いま陛下の胸中はどんなだろうかと考える時がある▼きのう、両陛下による東日本大震災発生から7年がたつ福島県の訪問が終わった。これまでずっと、被災地を直接訪問して人々を励まし、復興の歩みに寄り添ってこられたが、在位中の訪問は最後になりそうだという▼大災害が起きる度、痛みや悲しみをわがこととして受け止めてきた両陛下である。東北の被災地訪問を欠かさないのは、震災を風化させない決意の表れでもあろう。一昨年のビデオメッセージにあった通り、さまざまなお務めを「全身全霊」で全うされてきた▼全国戦没者追悼式や国体などの出席も今年が最後になる。3月には沖縄へ11回目の慰霊の旅をされている。全国や海外に刻まれたそうした足跡を思い返し、惜別のカウントダウンが聞こえる人も多いのではないか▼先週、皇太子さまは雅子さまとの銀婚式を迎え、来る「代替わり」への決意を述べられた。象徴の役割を果たし、時代にあった天皇像を模索されていくことだろう▼新元号は即位の1カ月前ごろに公表される予定だという。時代の幕引きに感傷的にもなるが、滞りなく皇位継承の準備をしたい。

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