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熊本の寺院に高橋秀さんの障壁画 落慶法要で荘厳な多宝塔内初公開

仏像と共に納まった障壁画を僧侶と見る高橋秀さん(手前)=熊本県玉名市の蓮華院誕生寺

5体の仏像と高橋秀さんが5元素をイメージした壁画で荘厳された多宝塔の内部

 倉敷市在住の美術家高橋秀さん(87)が障壁画を手掛けた蓮華(れんげ)院誕生寺(熊本県玉名市)の多宝塔の落慶法要が12日、営まれた。荘厳な塔内が初公開され、参詣者が密教の宇宙観と現代アートが融合した壮大な空間に浸っていた。

 同寺は浄土宗の開祖法然(岡山県久米南町出身)の師・皇円(こうえん)の生地にあり、高さ19メートルの多宝塔は皇円の850年大遠忌を機に建立。「仏教の形式にこだわらず普遍的な価値を未来に発信したい」と川原英照貫主(65)が、生命の根源に迫る抽象表現を切り開く高橋さんに依頼した。

 塔内は一辺6メートルの正方形で、中央に仏の知恵を象徴する五智如来像を安置。仏教の五大元素「地・水・火・風・空」を象徴する高橋さんの障壁画6点が四方を取り巻く。この日は読経や大数珠回しなどの法要に続いて一般開放。訪れた人たちは、金地に燃え立つような赤、漆黒の宇宙へ飛び立つ竜のような形など、鮮烈な色彩と躍動する造形に目を奪われていた。

 高橋さんは「建築、仏像と合わさり、いい空間ができた。将来にわたって人々に元気を与える場所であってほしい」と話していた。

 多宝塔は今後、年3回(1月13日、4月29日、6月13日)のみ公開予定。
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