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教員向け教材でLGBT理解を 岡山大大学院中塚教授が作成

教員向けに中塚教授が作った冊子と動画教材

 性同一性障害(GID)や同性愛といった性的少数者(LGBT)への理解を広げてもらおうと、GID学会理事長の中塚幹也岡山大大学院教授は、教員向けの冊子と動画教材を作った。自分の性別に違和感を持つ子どもへの寄り添い方などを解説し、教員研修や授業での活用を想定している。

 冊子(A5判、31ページ)は2部構成で、基礎知識編の1部では性の多様性について説明。LGBTは日本では13人に1人と推計されているほか、心と体の性が一致しない性同一性障害の人は半数以上が小学校以前から性別に違和感を持ち始めていることなどを紹介している。

 2部は「生徒が性別の違和感を告白してきたら」「心と体の性が異なるために困ること」など、五つのテーマを取り上げ、グループワークを通じて適切な対応方法を学べるよう工夫している。

 動画教材(約50分)は冊子に沿った内容をナレーションを交えて構成し、中塚教授のインタビューや「『女らしく』『男らしく』とは言わないで」「制服やトイレに配慮して」といった当事者の声も集めた。

 文部科学省の2014年調査では、性同一性障害の児童生徒に特別な配慮をしている小中高校は6割にとどまっている。中塚教授は「子どもたちが苦しまないよう教材で学び、周囲にも啓発してほしい」と話している。

 教材のタイトルは「先生に知っておいてほしい LGBT セクシャルマイノリティ SOGI」。希望する全国の学校や教員らに無料で提供する。問い合わせは中塚教授研究室(086―235―6538)。
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