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「春の叙勲」岡山関係3人に喜び 梶田さん、林さん、岡崎さん

梶田信一郎さん

林省吾さん

岡崎助一さん

 政府は29日付で2018年春の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章には高村正彦元外相(76)ら16人を選んだ。受章者は旭日章976人、瑞宝章3175人の計4151人。

 岡山県関係では、元内閣法制局長官の梶田信一郎さん(70)岡山市出身=に瑞宝大綬章、元総務事務次官の林省吾さん(71)=現美作市出身=に瑞宝重光章、元日本体育協会副会長 岡崎助一さん(72)=岡山市出身=に旭日中綬章がそれぞれ贈られた。

 大綬章は天皇陛下、重光章は安倍晋三首相が5月8日に皇居で授与する。

<瑞宝大綬章> 元内閣法制局長官 梶田信一郎さん(70)=東京都杉並区

 1971年に旧自治省入り。官僚人生の後半生は内閣法制局で勤め、政府が提出する法案の審査や憲法解釈を担った。2010年1月から2年間は長官。「さまざまな場面でいい出会いに恵まれた」と語る。

 長官在任中に発生した東日本大震災では復興関係の法案を多く抱え、「通常は時間をかけて審査するが、有事はスピードが大事。職員には迅速な対応を指示した」。自衛隊の国連平和維持活動(PKO)参加5原則に携わり、憲法9条との整合性など侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を交わした経験も印象深いという。

 岡山市出身で大安寺高の1期生。「地元に帰る機会は減ったが、古里が発展するよう頑張ってほしい」と気に掛ける。

<瑞宝重光章> 元総務事務次官 林省吾さん(71)=川崎市宮前区

 旧勝田町(現美作市)出身で、1970年に旧自治省入り。財政畑が長く、2005年に総務事務次官に就くと、三位一体改革など地方財政基盤の強化や分権改革に尽くした。

 「愚直に道を走り続け、幸せな現役生活だった」と話すが、「関係省庁の抵抗で成し遂げられなかった仕事も多く、後進に期待している」とも。「岡山県北の過疎地での生活があったからこそ、市町村長らに確信を持って地方行政の在り方を助言できた。古里には感謝している」という。

 新潟中越地震や各地で集中豪雨被害が相次いだ04年は、消防庁長官として指揮を執った。「全国の消防職員が最大限の活躍をしてくれ、評価を高めてくれた」と振り返る。

<旭日中綬章> 元日本体育協会副会長 岡崎助一さん(72)=東京都北区

 岡山市出身。郷里で高校の保健体育教諭となっていた1982年、研修で旧文部省へ赴いたのが転機となった。1年間の予定だったが、要請に応えてそのまま転籍。「迷いもあったが、より大きな仕事ができると思った」と振り返る。

 総合型地域スポーツクラブ創設や長野冬季五輪の運営に尽力。日本オリンピック委員会理事を経て、日本体育協会専務理事、副会長などを歴任した。「より良く生きるために必要な文化としてスポーツを定着させたい」と情熱を注いだ。

 現在は東京五輪・パラリンピックの組織委員会で競技団体との連携役を担う。「次世代にスポーツの力を伝える大会にしたい。それこそが最大のレガシー(遺産)になる」
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