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日本ではダメだったが、米国では…

 日本ではダメだったが、米国ではすんなりOKとなった。議員が議場に赤ちゃんを連れて行くことである。米上院は先週、1歳未満児の入場を認める規則改正案を全会一致で可決した▼上院議員として初めて在任中に出産した女性議員が求めていた。この議員は元軍人で、イラク戦争で両足を失っている。赤ちゃんを抱き、車いすで初めて議場に入った時には同僚議員らが拍手と歓声で迎えたという▼日本では昨年、熊本市の女性市議が乳児を連れて入り、厳重注意された。市議会はその後、事実上、子連れ出席を認めない規則改正をしている。米国とは何とも対照的だ▼熊本市議の行動を機に日本では職場に子どもを連れていく是非について論争が過熱した。一方、海外では論点が違うと指摘する研究者もいる。授乳する権利を守り、多様な人が議会に参画できるのが民主主義という視点に立ち、議論されるという▼知られているように日本の女性議員の割合は低い。各国の国会議員を比べた最新調査では193カ国中158位。先進国で最低水準だ。地方では女性ゼロの議会もある▼その日本でも昨年末、出産を経験した女性議員による全国ネットワークが結成された。議員であっても子どもを産みやすい環境づくりに向け、必要な規則などについて調査研究するという。議論が前に進むといい。

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