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ネットで西大寺会陽図修復費募る 観音院、CFで200万円目標

傷みが激しく修復が計画されている会陽図の中央部分。右上が本堂

クラウドファンディングで出資を呼び掛ける坪井住職

 裸祭り「西大寺会陽」(国重要無形民俗文化財)の舞台となる西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)は、裸衆の熱気を伝える江戸期の会陽図(日本画)の修復に向け、インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。傷みが激しく、一般公開もできないためで、200万円を目標に5月末まで受け付ける。

 会陽図(縦55センチ、横135センチ)は、まわしを締め、まげをほどいた裸衆が境内にあふれて本堂で押し合う様子を伝えている。2016年9月に鶯梅院(おうばいいん)(同西隆寺)で見つかり、同観音院に寄贈された。描かれている建築物などから、江戸後期の作とみられている。

 同観音院は会陽図が貴重な史料の一方、至る所に汚れや破損があり、後世に残すことを視野に文化財と同じ手法で修復することを決定。近年、檀信徒からの寄付が集まりにくくなっていることも踏まえ、会陽の情報発信や知名度アップなども図れるCFでの資金調達に踏み切った。

 「西大寺会陽絵図修復プロジェクト」と銘打ち、今年2月中旬に特設サイトを開設。1口当たり千円▽3千円▽3500円▽5千円▽1万円▽50万円―の6区分を設け、3千円以上なら金額に応じて会陽図をデザインしたスマートフォンケースや念珠の腕輪、会陽図の実寸大レプリカなど7種類の返礼品を贈る。

 資金の集まり具合をみて、修復作業を進めるか再募集するかを決める方針。順調に進めば、文化財の修復を手掛ける京都の業者に依頼して、来年2月の会陽から一般公開する計画だ。

 坪井綾広住職(42)は「江戸時代の会陽を伝える史料は少ない。保存のためには協力が不可欠で、地域の伝統文化を継承するためにも賛同してほしい」と呼び掛けている。

 特設サイトのアドレスはhttps://bbhcf.jimdo.com/
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