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インターネットで予約してからほ…

 インターネットで予約してからほぼ3カ月。今月に入ってようやくその中に足を踏み入れることができた。真っ赤な空間は巨大な胃袋のようだ。高さ41メートルの「生命の樹」はアメーバから人類まで生き物の進化が躍動する。太陽の塔(大阪府吹田市)の中は存在感に満ちていた▼大阪万博(1970年)のシンボルで、リニューアルを経て先月から48年ぶりに一般公開された太陽の塔の人気が止まらない。予約サイトには年明けの受け付け開始からアクセスが殺到し、今も1日約千人の定員枠は埋まっている▼テレビCMでも親しまれた芸術家の故岡本太郎さんそのままに、オブジェは爆発的で力強い。そんな生命力にひかれるのか会場には万博後に生まれた若い人の姿も目立つ▼岡本さんは「人類の進歩と調和」という万博のテーマに反対だった。科学技術は発達したが人類は進歩していないと。そしてつくったのが縄文時代の土偶のような塔だった▼再生の指揮を執った岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんが本紙で語っている。「高度経済成長期だった万博の時、太郎が発した『生命の根源、われわれの足元を見直そう』というメッセージは、半世紀たった今こそ伝わるのではないか」▼大阪府はきょうから公開時間を拡大して入場者に対応する。ただし、予約は夏休みまでほぼいっぱいだそうだ。

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