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太平洋の美しい島々からなるパラ…

 太平洋の美しい島々からなるパラオは日本でも人気のリゾート地だ。昨年12月、そこを訪れる外国人観光客に自然保護の宣誓を義務付ける取り組みが始まった▼「客人として美しい島を保存し、保護することを誓う」「自然に消える以外の痕跡は残さない」。日本語や英語などで書かれたそんな文書に署名し、入国する▼ただ、趣旨に従わない人を締め出すのが本当の目的ではない。パラオの自然環境を少しでも意識してほしいのだという。署名よりむしろ、実質的に効果を発揮しそうなのは1月に導入された「プリスティン・パラダイス(汚れのない楽園)環境税」だろう。パラオ行きの航空代金に1人100ドルを上乗せし、環境保護に充てる▼日本でも来年1月、国際観光旅客税(出国税)が導入されることが本決まりとなった。日本人、外国人を問わず、出国時に1人千円を徴収する▼年間400億円以上の税収は当面、入国審査での顔認証導入や、国立公園の案内の多言語化などに充てるようだ。仮想現実(バーチャルリアリティ)のハイテク技術を観光に活用するアイデアも挙がる▼パラオの観光業界からは「環境税は痛手だ」という声が上がっている。日本の出国税も取りやすいところから取る手法に批判がある。問われるのは負担者が納得できるような使い方ができるかどうかだろう。
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