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倉敷市が「移住ツアー」スタート 県外在住者に暮らしやすさPR

移住ツアーで地元住民とイノシシ鍋を味わう参加者親子(手前左3人)=3月24日、倉敷市玉島陶

 倉敷市は移住を検討している岡山県外在住者を対象に、市内を格安で案内する「くらしき移住ツアー」を始めた。市では転入者の減少が課題となっており、暮らしやすさ、子育てのしやすさといった魅力を現地で実感してもらうことで、移住・定住につなげる狙いだ。

 3月24、25日に初めて行ったツアーには、東京都、埼玉、神奈川、奈良県など7都県から8組15人が参加。市職員らの案内を受けながら、小学校や保育園など子育てに関わる施設をはじめ、野菜の直売所や大型公園、美観地区といったスポットをバスで見て回った。

 24日には、穂井田小(同市玉島陶)学区の住民グループと一緒に餅つきを実施。地元で捕れたイノシシ肉の鍋を囲んで味わった。

 横浜市から家族3人で参加した会社員男性(39)は「岡山は災害が少なく、気候も温暖で魅力的。ツアーで人の温かさにも触れられた」と話した。

 参加費はビジネスホテルの宿泊代や食費込みで、1人2500円と破格。倉敷市が2月に参加者を募集すると、定員先着15人がわずか3日で埋まった。

 そもそも岡山県は近年、移住希望地域としての人気が高まっている。認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京)が発表した2017年のランキングでは、47都道府県中7位と上位に食い込んだ。

 市企画経営室は「他地域と倉敷市のどちらが住みやすいか、てんびんにかけている移住希望者は多い。ツアーで背中を押したい」とする。夏に2回目のツアーを計画している。

■ 17年、転入者伸びず「社会減」― 市に危機感

 倉敷市は2017年、転出者数が転入者数を上回ってしまう「社会減」に陥った。過去5年間で見ると、13~16年は転入者数が上回る「社会増」が続いていた。17年の住民基本台帳に基づく人口が戦後初めて減ったのは社会減が要因とみており、危機感を強めている。

 17年の転入者数は前年比448人減の1万3542人で、過去5年間では14年に次いで2番目に低かった。その一方で、転出者数は13人増の1万3545人となり、3人の社会減となった。

 転入者の内訳では、県外からの転入は8260人で137人減。県内市町村からの転入は5282人で311人も減少した。

 市企画経営室によると、市では2000年代前半まで、長期間にわたり社会減の傾向が継続。各大学の開設や、玉島ハーバーアイランドの整備などにより、近年は社会増が続いていた。
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