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旧岡山ビブレを3社が取得 ストライプ社など 店舗やホテルに

ストライプ社など3社が取得した旧岡山ビブレ(中央の白色の2棟)。歩道橋とつながった建物がA館

岡山市中心部に本社を置く3社が取得した旧岡山ビブレ(左)。向かいのイオンモール岡山との相乗効果で、にぎわい創出を目指す

 アパレルメーカー・ストライプインターナショナル(岡山市北区幸町)など3社は26日、閉店していた同所の大型商業施設・旧岡山ビブレ2棟を共同で取得したと発表した。現在の建物は取り壊し、それぞれ物販やホテル、マンションなどの複合施設を計画している。

 他の2社は、両備グループ(同錦町)と菓子製造販売・源吉兆庵ホールディングス(HD、同幸町)。土地と建物を所有する流通大手のイオンリテール(千葉市)から、同日付で約55億円で購入した。

 ストライプ社は、北側の旧A館(敷地面積約2500平方メートル)部分に10階程度のビルの建設を計画。1、2階はアパレルなどの物販や飲食のテナントが入り、6階以上にホテルと貸しスペースを整備する。3~5階には本社が移転入居する。開業は2021年以降を予定している。

 両備グループは、南側の旧B館の一部(同約3900平方メートル)に商業施設やマンションの整備を予定。源吉兆庵HDは、残る約1500平方メートルに事務所や店舗が入る別の施設を検討している。西隣にある本社が手狭になっているためという。両備と源吉兆庵の建物の規模や完成時期などは未定。3月から解体工事に入る。

 ストライプ社の石川康晴社長は「複数の再開発計画が進む市役所筋のにぎわい創出に貢献したい」としている。

 旧岡山ビブレは衣料品店や雑貨店、書店などが入居。10~20代の若者層を中心に人気を集めたが、周辺施設との競争激化に伴い、14年5月に閉店した。

にぎわい創出で一致 イオンとの相乗効果も

 大型商業施設・旧岡山ビブレ2棟の跡地開発は26日、閉店から4年近くを経てようやく動き出した。跡地を取得した3社は異業種ながら、いずれも岡山市に本社を置く。それぞれ違う思惑を抱え、性格の異なる施設を計画しつつも、中心市街地のにぎわい創出を目指す点で一致した形だ。

 「市中心部の一等地だけに、岡山に愛着を持ち、まちづくりに貢献してくれる企業に呼び掛けた」。共同取得を持ち掛けたという両備グループの広報担当者は狙いを話す。

 ストライプインターナショナル、源吉兆庵ホールディングス(HD)を含む3社はいずれも旧岡山ビブレの近隣に本社を構え、経営者同士の交流が活発という。

 ストライプ社が整備するのは、ホテルや物販、飲食の複合施設。2月にホテル事業に参入し、東京で1号店を開設したノウハウを生かして自社運営を視野に入れる。岡山では高価格帯の高級施設とし、比較的所得にゆとりのある消費者層の受け皿を目指す。JR岡山駅前の目抜き通りに本社を移すことで、会社の認知度を高める狙いもある。

 両備グループはマンションを核とした施設を建設する。イトーヨーカドー岡山店(岡山市北区下石井)の跡地開発などと併せ、中心市街地の活性化を狙う。源吉兆庵HDは、複数ある自社ブランドの菓子店を構える方針という。

 旧岡山ビブレは当初、イオンリテールが向かいのイオンモール岡山(同市北区下石井)と一体的な開発をするとみられていた。だが、「街にとって一番いい活用策を検討する中で売却を決めた」と同社。一帯の魅力を高めて人を呼び込み、同モールとの相乗効果を生みたい考えだ。

 旧岡山ビブレは、県都の玄関口にありながら未利用になっていた“空白地”。市中心部の商業施設関係者は「再開発によって駅前地区の人の動きがさらに活発になれば」と期待する。
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