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時差のため、深夜や未明のテレビ…

 時差のため、深夜や未明のテレビ観戦でつい寝不足になりがちなのが五輪だ。以前、アテネ五輪をもじった「後寝(あとね)五輪」という創作熟語もあった。時差のない隣国で開催される平昌冬季五輪は、そうした悩みとは無縁かと思いきや、そうではなかった▼“レジェンド”葛西紀明選手らが出場した先日のスキー・ジャンプ競技は、午後9時半に始まり、強風で何度も中断して翌日にまたがった。時間設定の背景に、スキー人気が高い欧州のテレビ放映に合う事情があるとも聞く▼逆に、フィギュアスケートは異例の「朝型」日程だ。午前10時ごろの競技開始に合わせて、当日の公式練習は早朝から行われる▼選手たちは朝7時ごろから練習をするなど、生活リズムの切り替えに努めてきたという。こちらは、米国のテレビ放映時間に合わせたとか▼巨額の放送権料を得るためとはいえ、選手には酷な運営方法である。ただ、資金は各競技団体へも配分され、競技の普及や発展に役立っているから、商業化を嘆いてばかりもいられない面はある▼競技者優先とは言い難い中でも選手は死力を尽くしている。おとといは、スピードスケートの高木美帆選手やジャンプの高梨沙羅選手らが挫折を乗り越えてメダルを手にした姿に胸を打たれた。結局のところ、早寝を諦めて中継にかじりつく日が続きそうだ。

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