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体力テスト 小5女子初の全国以下 県内結果、持久力や柔軟性に課題

 岡山県教委は13日、公立校の小学5年と中学2年を対象にした2017年度全国体力テストの県内結果を公表した。全8種目を得点化した合計点(80点満点)の平均は9回目の調査となった今回、小中の男女を通じて初めて、小5女子が全国を下回った。小5男子、中2男女は依然全国を上回ったものの、前年度から全国順位が軒並みダウン。持久力や柔軟性などの改善が課題となっている。

 合計点の県平均は、小5男子が54・27点(全国平均54・16点)で全国21位、小5女子が55・57点(同55・72点)で28位。順位は男子が六つ、女子が八つ前年度から下がり、いずれも過去最低となった。中2男子は43・02点(同42・11点)で前年度の9位から、中2女子は50・73点(同49・97点)で11位から、ともに13位にダウンした。

 種目別では、持久力をみる「20メートルシャトルラン」で小中の男女とも全国平均を下回った。小5は、両脚を伸ばして座った状態で上半身を前に倒して柔軟性を測る「長座体前屈」と「握力」、中2は腹筋運動の「上体起こし」も男女そろって全国より低かった。

 小中の男女とも全国平均を上回った得意種目は「反復横跳び」「50メートル走」「立ち幅跳び」の3種目。中2の「50メートル走」の平均は男子が7・89秒、女子が8・74秒で、いずれもこれまでで最速だった。

 県教委保健体育課は「継続的に運動することで持久力を養うとともに体を柔らかくする必要がある。授業の中で体を動かすことの楽しさや意義を伝えていきたい」としている。

 市町別では、合計点平均の首位は中2が男女とも新見市、小5男子が里庄町、小5女子が井原市だった。小中の男女ともに全国平均を上回っていたのは、倉敷、津山、玉野、総社、新見、真庭市、和気、美咲町の8市町だった。

 体力テストは昨年4~7月に各校で行われ、県内では特別支援学校を含む小5の1万6519人、中2の1万5636人が参加した。

■運動習慣は改善

 運動習慣は改善が進む―。岡山県教委は、全国体力テストと同時に行った運動習慣調査の結果も発表した。授業を除いた1週間の運動時間が「60分未満」と答えた児童生徒の割合は、小学5年と中学2年の男女とも前年度から減り、同じ質問を始めた2009年度以降で最も低かった。

 1週間の運動時間が60分未満だったのは、小5男子5・3%(全国6・3%)、小5女子9・7%(同11・6%)、中2男子6・4%(同6・1%)、中2女子18・7%(同19・1%)。中2男子を除いて全国平均より低かった。前年度比では0・4~2ポイント下がり、増減を繰り返しつつも長期的には下がる傾向がより進んだ。

 1週間の運動時間と体力テストの合計点との関係を見ると、時間が長いほど高得点の傾向がうかがえた。最も顕著な小5男子では「7時間以上」(57・9点)と「60分未満」(44・6点)の差が13・3点開いた。

 県教委は、1週間の運動時間を調べる独自のシートを2014年度に導入し、各校で使い続けていることなどが“好結果”につながったと分析。「児童生徒が自分の運動習慣を振り返り、改善する意識づけになっているのではないか」(保健体育課)としている。

 中2を対象にした部活動に関する質問では、運動部に所属している男子は77・4%(全国78・4%)、女子は57・5%(同58・6%)でいずれも全国より割合が低く、文化部や地域のスポーツクラブも含めて「所属していない」が男子7・6%(同5・9%)、女子8・0%(同7・2%)と高かった。
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