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金蔵山古墳「島状遺構」全容判明  側面全体に葺石、24日説明会

側面全体を葺石が覆う構造が明らかになった金蔵山古墳の島状遺構

 岡山県内第4位の大型前方後円墳・金蔵山(かなくらやま)古墳(岡山市中区沢田、墳長165メートル、4世紀末ごろ)で同市教委が進める発掘調査で10日までに、祭祀(さいし)の場とみられる壇状の付属施設「島状遺構」の全容が判明した。側面全体を葺石(ふきいし)で覆うなど大がかりな構造で、“大王墓級”の規格があらためて確認された。

 島状遺構は昨年の調査で、墳丘くびれ部の東側から出土。今回は遺構の南、東側を中心に試掘溝を設けた。島部は自然の岩盤を利用しつつ盛り土で造成し、上部の平坦面は一辺約8メートル。側面はほぼ全面を葺石と岩盤が覆っていた。墳丘と接続する陸橋(幅約3メートル、長さ約7メートル)の両側面にも石が葺かれていることが分かった。

 発掘を担当する市教委文化財課の安川満主査は「非常に手の込んだつくりで、畿内の出土例に引けを取らない。大和政権との関わりを考える上で貴重」としている。

 島状遺構は4世紀後半~5世紀初頭、陵墓参考地の津堂城山古墳(大阪府藤井寺市)など畿内の古墳を中心に出現。県内では湊茶臼山古墳(岡山市中区湊、5世紀初め)でも見つかっているが、葺石は確認されていない。金蔵山古墳は墳丘西側に同じく祭祀場とされる「造り出し」を備え、両サイドに異なる施設を造り分けた珍しい構造を持つ。

 24日午前10時~午後3時に現地説明会を開く。現場は操山公園里山センター(同沢田)から徒歩約30分の操山山中。問い合わせは同課(086―803―1611)。
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