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清楚な虫明焼 岡山で特別展 茶道具中心120点

京都・裏千家の家元に贈られ、虫明焼の名を全国に広めた水指に見入る入場者

幕末から明治初期に作られた虫明焼の名品に見入るファンら

 江戸時代に今の瀬戸内市で誕生した虫明焼の魅力に迫る特別展「むしあげ 岡山に花開いた京の焼物」(岡山県教委など主催、山陽新聞社など共催)が19日、岡山市北区後楽園の県立博物館で開幕した。京焼の流れをくみ、“日本一清楚(せいそ)”とも評された作品群がファンらの関心を呼んでいる。

 虫明焼は江戸後期に瀬戸内市邑久町虫明で開窯。いったん廃窯したが、岡山藩筆頭家老で大茶人だった伊木三猿斎が京都の名工、清風与平や真葛香山(まくず・こうざん)を招いて再興。うぐいす色の釉(ゆう)薬が端正な器を包む現在の姿の礎を築いた。

 会場には、幕末から明治初期に制作された茶陶を中心に約120点を展示。虫明焼の釉薬を使い、京焼の形や絵柄をアレンジした香山の茶わんや、三猿斎が京都・裏千家の家元に贈り、虫明焼を全国に知らしめた水指も並び、入場者は京都の文化が岡山にもたらした影響に思いをはせていた。

 動植物を絵付けした茶わんに見入っていた岡山市の女性(81)は「色も形も上品で、季節の情景が目に浮かぶよう」と話していた。

 3月11日まで。月曜(祝日の場合は翌日)休館。1月20日午後1時半から茶道資料館(京都市)の橘倫子学芸主任による記念講演がある。
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