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タイムカプセル30年ぶりご対面 旧建部町埋設、2月11日開封式

住民らに見守られ、30年ぶりに掘り出されたタイムカプセル「たけべのこだま」=7日

 1988年1月、旧建部町(現岡山市北区建部町地区)が町発展の期待と願いを込めて役場前庭に埋設したタイムカプセルが、30年ぶりに掘り出された。当時の町の様子を記録した資料やメッセージなどが入っており、2月11日に同町文化センター(同建部町建部上)である開封式で住民らが“再会”する。

 カプセルはFRP(繊維強化プラスチック)製で短径1・18メートル、長径1・25メートル。同年1月8日に新町制施行20周年記念事業として「30年後の町民に今の町の様子を伝えよう」と埋められた。住民らから愛称を募り、「たけべのこだま」に決まった。

 カプセルに入っているのは、当時の御船剛吉郎町長(故人)のメッセージをはじめ、町の行財政資料や町勢要覧、生活関連資料のほか、埋設当日に発行された山陽新聞紙面など。開封予定の「2017年(度)」に合わせて、2017点が詰められている。

 掘り出し作業は今月7日、現在は市北区役所建部支所(同建部町福渡)となっている現地で行われた。鉄で周りを囲った深さ約1・4メートルの穴から「新世紀の建部町民の皆さんへ」などと書かれたカプセルがクレーンで引き上げられると、見守っていた地域住民ら約40人から大きな拍手と歓声が上がった。

 「たけべのこだま」の名付け親で、作業を見守った谷進さん(86)は「感動した。30年前の思い出が目に浮かんでくる」と感無量の表情を浮かべていた。

 掘り出しは、若者有志で建部町地域の活性化に取り組む「たけべおこしプロジェクト」や市、同町公民館、町内会関係者などが「開封実行委員会」を組織して実施。開封式では当時の保育園児や小中学生、役場職員、住民らとカプセルを開けるとともに、未来へつなげるイベントを計画している。

 実行委の平田慎一委員長(38)は「無事掘り出すことができて安心した。開封式には、大勢の建部町ゆかりの人に集まってもらい、過去を振り返るとともに地域の未来を考えてもらうきっかけとなる場にしたい」としている。

 建部町は1967年1月に建部町と福渡町が合併して発足。2007年1月には岡山市に編入した。
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