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福山2高校の放送部CMが入賞 県特殊詐欺被害防止コンテスト

グランプリを喜ぶ村上さん(左)と新開さん

入賞した福山高放送部の作品の一部

 広島県「減らそう犯罪」推進会議と県警が特殊詐欺被害の防止を目的に、2017年に県内の高校生から公募したCMコンテストで福山市内2校の放送部が入賞した。誠之館(木之庄町)は初挑戦でグランプリ、福山高(赤坂町赤坂)は3位で2年連続の入賞。両校の作品は既に県内の公共施設や金融機関などで放映されており、生徒は「被害防止に役立てば」と期待している。

 コンテストは16年から実施しており2回目。「高齢者を特殊詐欺の被害から守ろう」をテーマに15秒と30秒の2部門で募集。県内11校から17作品の応募があり、入賞作品7点を選んだ。

 15秒部門で栄冠に輝いた誠之館の作品は、不審電話に困った高齢女性が周りの人から「相談してね」「一人じゃないよ」などと声を掛けられるシーンなどを1場面ずつ黒板に描き、撮影した写真をつないでパラパラ漫画式に映像を仕上げた。声掛けで女性の表情が明るくなるシーンはカラフルな花や虹を描いて、全体を鮮やかにした力作。

 中心となって制作した、部長の2年村上裕実さん(17)は「諦めずに絵を描いて良かった。詐欺被害で悲しむ人が少なくなってほしい」、同新開美優さん(16)は「びっくりしたが達成感がある。助けてくれる人の存在に気付いてもらえたら」と話す。

 30秒部門の福山高は、振り込め詐欺を防いだという女子高校生役を部員が演じ、当時の様子をインタビューなどで紹介。怪しいはがきを持ち現金自動預払機(ATM)の振り込み方を尋ねる女性に「それ、詐欺じゃないんですか」と伝えるシーンの写真のほか、声掛けによる17年の未然防止件数232件と金額約1億6944万円(8月末時点)も織り交ぜている。

 1年青山空弥さん(16)は「見た人に作品の趣旨を考えてもらえれば作ったかいがある」と喜ぶ。16年には同部門で準グランプリに輝いており、部長の2年安藤瑠那さん(16)は「後輩には次回こそグランプリを」とエールを送る。

 県内の特殊詐欺被害額は13年から4年連続で10億円超え。17年(11月末現在)は認知件数363件、被害額約8億8881万円。
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