文字

「奥の細道」の世界を茶陶で表現 岡山で楽焼の小川長楽父子展開幕

「奥の細道」の世界を表した茶陶を鑑賞する小堀老大師(左)と小川長楽さん

 詩歌の世界を茶陶で表現する楽焼の3代小川長楽さん(70)、長男裕嗣さん(39)=京都市=の父子展が10日、岡山市北区表町、天満屋岡山店5階美術画廊・ギャラリーで始まった。16日まで。

 小川長楽家は明治期、千利休のわび茶の思想を形にした楽茶碗(わん)を継ぐ楽家11代慶入に学んだ初代に始まる。詩歌から銘をとる“見立て”は孫の3代長楽さんが始め、これまで百人一首や三十六歌仙の和歌などにちなんだ作品を発表している。

 岡山での展覧会は、岡山市出身の禅僧・栄西が開山した建仁寺(京都市)から同家当主に号が贈られている縁で実現。会場には、俳人松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」を題材にした新作23点が並ぶ。

 この日は臨済宗建仁寺派管長・小堀泰巌(たいがん)老大師も訪れ、白地に緑を添え、名句「閑(しず)かさや岩にしみ入る蝉(せみ)の声」の情景を捉えた「彩〓(さいえん)織部平茶〓(わん) 銘『蝉しぐれ』」など、句意を形や色で表した茶碗や水指を鑑賞した。

 「句が詠まれた時季に現地を訪ね、イメージを膨らませた作品ばかり」と3代長楽さん。裕嗣さんが現代性を追った壺(つぼ)や陶板など約40点も披露されている。

※彩〓の〓は火ヘンに陷のツクリ、平茶〓の〓は怨の心が皿
カテゴリ:

【文化】の最新記事

ページトップへ

ページトップへ

facebook twitter rss

▼山陽新聞社運営サイト
さんデジタウンナビ | 岡山の医療健康ガイド | マイベストプロ岡山 | 47CLUB | さん太クラブ | おかやまリフォームWEB | LaLa Okayama
山陽新聞カルチャープラザ | 建てる倶楽部 | 山陽新聞進学ガイド | 山陽新聞プレミアム倶楽部 | まいられぇ岡山 | 囲碁サロン
▼関連サイト
47NEWS | 今日のニッポン
掲載の記事・写真及び、図版などの無断転記を禁じます。すべての著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。

Copyright © The Sanyo Shimbun. All Rights Reserved.