文字

タイプライターで備中松山城表現 脳性まひの女性が足の指でタッチ

高梁市役所に展示されている作品

足の指で入力しながら備中松山城を描く渡辺さん=2016年7月、渡辺さん提供

「◎」と「の」で巧みに表現した石垣部分

 高梁市役所に、電動タイプライターで描かれた備中松山城の絵がお目見えした。作者は同市の友好都市・茨城県筑西市で、脳性まひによる障害を乗り越えて創作活動に励む渡辺良子さん。唯一動かせる足の指でキーを打ちながら、直径3ミリの記号と文字各1種類で点描画のように天守を表現し、両市の友好のシンボルにと寄贈した。

 渡辺さんは生後間もなく高熱のため、手足や言葉が不自由になり、車いす生活を送る。

 タイプライターによる創作は1983年、姉の勧めで始めた。赤や青など8色のインクリボンを使い分けて「◎」記号で形を描き、「の」の文字を打ち重ねて色の濃淡を表現する。独特の技法で、チューリップやみこしなど260点余りを手掛けてきた。

 寄贈した「高梁市・備中松山城」は縦約60センチ、横約100センチ。A3判の紙を6枚つなぎ合わせて、天守と石垣を迫力たっぷりに表している。

 渡辺さんは筑西市の自宅ギャラリーに2014年、近藤隆則・高梁市長が訪れたのを機に、高梁にまつわる作品を描こうと決意した。16年6月、備中松山城を見学した後に制作に取り掛かり、9月に完成。17年2月、筑西市新庁舎の開庁式で披露し、同11月に高梁市に寄贈した。

 作品は市役所本庁舎1階の北出入り口に掲示。渡辺さんは「城の雄大さを表現した。市役所に飾ってもらえるのは光栄で、高梁と筑西の友好の懸け橋になればうれしい」と話している。
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