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希少「雌雄型」ウスタビガを展示 倉敷の博物館、高3安達さん採集

安達さんが採集した雌雄型のウスタビガ。左半分が雄、右が雌の特徴を持つ=倉敷市立自然史博物館提供

安達由莉さん

 雄と雌の両方の特徴を備えた珍しい「雌雄型」のウスタビガを岡山理科大付属高3年の安達由莉さん(18)が採集し、標本が倉敷市中央の市立自然史博物館で展示されている。安達さんは、昆虫好きの子どもたちが集まる同博物館の「むしむし探検隊」に所属しており「昆虫のことを学んできたかいがあった」と喜んでいる。

 ウスタビガは羽を広げた幅が8・5~10センチで、南西諸島を除く全国に生息。雄は体色が赤茶色、前羽の先端が鋭くカーブし、触角は大きい。一方、雌は黄土色で前羽は丸みを帯び、触角は小さい。

 同博物館によると、昆虫の雌雄型が生まれる確率は約10万匹に1匹ともいわれる。ウスタビガの雌雄型は2010年に埼玉県で見つかった例を含め、少なくとも2件の発見例が知られている。

 安達さんは昨年11月22日、同高の研修旅行で宮島(廿日市市)に向かう途中、休憩で山陽自動車道下り・小谷サービスエリアでバスを下車。友人と屋内に入ろうとしたところ、自動販売機前の床にウスタビガ(幅8・5センチ)がいるのを見つけた。左側が雄、右側は雌の特徴を持つ雌雄型であることに気付いて採集。バスに備え付けのビニール袋に入れ、つぶさないよう持ち帰った。

 安達さんは「まさか自分が雌雄型を見つけられるとは、と興奮した。うれしくて探検隊の友達にメールで知らせた」と振り返る。翌日すぐ同博物館に持ち込み、昆虫担当の奥島雄一学芸員に確認してもらったという。

 奥島学芸員は「見逃さず、発見できたのは安達さんの勉強のたまもの。自然の不思議を多くの人に見てもらいたい」と話している。

 展示は今月31日まで(8日を除く月曜と4、9日休館)。問い合わせは同館(086―425―6037)。
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