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美作にコスプレイヤー注目の地 撮影はベルピール自然公園で

ベルピール自然公園から見える風景をバックに写真に納まるコスプレイヤー

コスプレイヤーに人気があるベルピール自然公園の鐘楼

 大パノラマをバックにカメラに納まるアニメやゲームのキャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤー。カメラマンの指示に従い、さまざまにポーズを変える。撮影場所は岡山県と兵庫県の県境にそびえる日名倉山(1047メートル)頂上付近にあるベルピール自然公園(美作市後山)。1992年に旧東粟倉村がオープンした施設は今、コスプレイヤーの注目を集めている。

 理由は、ここでしか味わえないロケーションにある。一つは景色。施設は条件が良ければ瀬戸内海が見えるといわれるほど、南を遮る山がない。また間近に見える入道雲や夕日、星空、雲海など季節や時間帯によって“表情”を変化させる風景のバリエーションも魅力となっている。

 もう一つは国内最大級の鐘「リュバンベール」が設置されている鐘楼だ。高さ18メートル、幅20メートルの巨大な西洋建築は、まるで“凱旋門(がいせんもん)”。中央通路や木製ドアは特徴的なアーチ形で、欧州のキャラクターに変身したコスプレイヤーにとっては“世界観”の再現にもってこいという。

 建物内にある螺旋(らせん)階段やシャンデリアのほかにも、ベルピールホールにある結婚式場や、隣接するカヤが群生する場所も人気の撮影スポットに挙げられる。

 仕掛け人は管理を委託されている地元NPO法人の明石賢さん(42)。Uターンして4月から管理人に就任した。来場の少ない若年層の呼び込みを考えた時、自身がアニメや漫画などのサブカルチャーが好きなことから、コスプレイヤーをターゲットにすることを思いついた。

 情報発信のためツイッターを開設し、日々の景色などを投稿。8月にはフォロワー(読者)のカメラマンがコスプレイヤーの撮影を施設で行い、出来上がった写真をサンプルとして紹介すると、瞬く間に関心を呼んだ。転載(リツイート)は4千件以上、閲覧数では74万件と拡散した。

 撮影を楽しんでもらうため、施設内の2部屋を更衣室にし、全身が映る鏡やコスプレに必要な道具を準備した。要望に応じ、一般客は入れない結婚式場や鐘楼の屋上、夜間の特別開放なども実施している。

 10月から受け付けを開始したところ、これまでに愛知県や大阪府などから約30組が訪れた。来年5月には撮影会を開催予定。コスプレ客に滞在してもらえるよう地元の民宿との連携も検討中という。

 明石さんは「コスプレイヤーは写真をネットに上げ、それが施設の宣伝にもなる。これを入り口に来場者を増やすことで、地域の発展に貢献したい」と話している。

 撮影希望者はツイッターでの予約が必要。営業時間は午前9時~午後5時。利用料は1日5000円(1組)で、更衣室、夜間の使用は別途1000円。問い合わせはベルピール自然公園(0868―78―2000)。
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