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岡山で最古商業アニメ10日上映 県出身の幸内純一100年前制作

幸内純一(川崎市市民ミュージアム提供)

 岡山県出身の漫画映画作家・幸内(こううち)純一(1886~1970年)が100年前に制作した、現存する日本最古の商業アニメ「なまくら刀」が10日、岡山市北区丸の内、岡山映像ライブラリーセンターで県内初上映される。日本アニメ誕生100年を記念したイベントで、映画史家世良利和さん(60)=同市=らが企画した。

 「なまくら刀」(1917年、約3分)は無声映画で、武士が質屋で購入した刀の試し切りをしようと飛脚らを襲い、返り討ちに遭う物語。東京国立近代美術館フィルムセンター(東京)の寄贈コレクションから3年前に発見され、デジタル修復したフィルムを披露する。

 幸内は幼少時に家族と上京。新聞で風刺漫画を描いていたが、映画会社からの依頼で「なまくら刀」を手掛けた。17年は日本アニメ“元年”で、国産第1号となった漫画家・下川凹天の作品を皮切りに次々に公開された。

 ほかに幸内の「映画演説 政治の倫理化 後藤新平」(26年)など、30年代までに公開された計7本を上映。世良さんと安井喜雄・神戸映像資料館長が、日本アニメ先駆者たちの試行錯誤の様子などを紹介する。

 世良さんは「日本アニメの原点に岡山県出身者がいることは全く知られていない。幸内の功績を広く知ってもらいたい」と話している。

 「幸内純一と日本の初期アニメーション」は午後1時から。入場無料。問い合わせは岡山映像ライブラリーセンター(086―225―8622)。
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