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兵庫・赤穂にアース製薬の拠点 日用品の基幹工場や研究所が立地

モンダミンの専用工場。外壁には製品のロゴやデザインがあしらわれている

モンダミン工場では1987年の発売以降の歴代商品も展示している

入浴剤の工場では固形や粉末タイプの製品がオートメーション設備で量産される

殺虫剤の効果を確認する実験室。一定時間製品を噴霧した後、害虫の動いた距離を測って効果を確かめる

入浴剤の香りを試験する研究員。「香りが売れ行きを左右する」と話す

 殺虫剤や日用品の大手メーカー・アース製薬(東京)の主要拠点が、岡山県境にほど近い兵庫県赤穂市にある。入浴剤や洗口液といった日用品部門の基幹工場や、製品試験に使う膨大な数の害虫を飼育する研究所などが立地。市場をけん引するメーカーの製造開発現場を巡った。

 沿岸の工業団地に構える赤穂工場(同市西浜北町)。広大な敷地の中央に、高さ25メートルの真新しい建屋がそびえる。洗口液「モンダミン」の生産を一手に担う新工場(4階建て、延べ約1万1千平方メートル)。発売30周年の節目に合わせて今年3月稼働した。

 「洗口液を使う習慣が広がっており、商品は多様化している」と同社。設備の多くを自動化して効率を高め、既存の2倍に当たる日産8万本の生産体制を整えた。

 隣接する入浴剤工場の扉をくぐると、華やかな香りが全身を包んだ。主力の「バスロマン」に加え、炭酸ガスと温泉成分で温浴効果を高める「温泡(おんぽう)」などの売れ行きが伸びており、フル操業が続いているという。

 工場から海沿いの道を車で東に15分。研究所(同市坂越)は海と山に囲まれた静かな場所にあった。害虫駆除研究の国内最大規模の施設で、ゴキブリ、蚊、ダニなど身近な害虫100種類を飼育。実験室で殺虫剤を一定時間噴霧して製品の効果を確かめるなど研究開発に役立てている。

 入浴剤の研究も担っており、果実や花の成分を分析し、香料メーカーと連携して製品化する。「本物の香りを目指している」と担当研究員。岡山県産の清水白桃の香りを再現した入浴剤などヒット商品を下支えしている。
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