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ハンセン病療養所 世界遺産へ推進 邑久光明園でNPO設立総会

世界遺産登録を目指すNPO法人の設立総会

 瀬戸内地方の国立ハンセン病療養所3園の世界遺産登録を目指すNPO法人の設立総会が14日、瀬戸内市・長島の邑久光明園で開かれた。登録運動の開始から4年余りを経て官民一体の推進態勢が整った。今後、国の誤った隔離政策による人権侵害や地域社会への影響を検証しながら、歴史的建造物や資料の保存などの取り組みを本格化させる。

 設立されたのは「ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会」。理事長に選ばれた山陽放送(岡山市)の原憲一会長は、会見で「同じ過ちを繰り返さないためにも賛同者を多く募り、登録に尽力したい。私たちが道筋をつけ、運動が他の療養所へ広がることを期待する」と述べた。長島愛生園入所者自治会の中尾伸治会長、光明園入所者自治会の屋猛司会長も「多くの方に意義を理解してもらい活動したい」などと話した。

 総会には両園の関係者ら約20人が出席。登録へ向けた学習会や療養所の地元住民を対象に偏見や差別の有無を調べるアンケートといった事業計画を承認した。今月中に法人認証の申請書を岡山県に提出する。

 歴史的建造物を巡る国の保存策が見えない中、両園が2013年9月、登録に向けた準備会を設立し、大島青松園(高松市)も参加。関係者でつくる「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」に協力を呼び掛け、今年7月に法人設立準備委員会が発足した。全国ハンセン病療養所入所者協議会も運動を支持する一方、国に全13園の保存を求めている。
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