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5千人超のボランティア奮闘 おかやまマラソン 熱く支える

4・6キロ地点の給水所で、ランナーに水の入った紙コップを手渡すボランティア。最前線で大会運営を支える=岡山市役所前

 1万6千人が岡山市内を駆け抜けた12日の「おかやまマラソン2017」を支えたボランティアは5千人を超えた。ランナー目線に立った給水、沿道整理、メダル贈呈…。多岐にわたる活動に記者も参加させてもらい、魅力アップに欠かせない大切な役割を肌で感じた。

 人の波がどっと押し寄せる。スタートから4・6キロ、メインストリートの岡山市役所前給水所は熱気に包まれた。コース脇のスタッフが、水の入った紙コップを次々とランナーに手渡す。「ありがとう」「ファイト」。一瞬のやりとりは途切れることなく最後尾付近まで続いた。

 「こちらが選手からパワーをもらった」と病院職員の女性(48)=岡山市南区。「フルマラソンは走れないけど、大会を一緒に楽しめる」と笑顔を絶やさない。

 3回目となる今回のボランティア登録は5109人。4300人だった初回から約400人ずつ増え、「経験者からの誘いや沿道の応援をきっかけに手を挙げる人が多い」と大会事務局はみている。

 昨年の参加者アンケートではボランティア対応に「満足」と答えたのが96・8%に上った。市民マラソンに詳しい環太平洋大体育学部の吉岡利貢准教授(体育科学)は「ランナーや観客と最前線で向き合うボランティアは『大会の顔』。全体の印象や評価に直結する」と指摘する。

 その役割はレース当日にとどまらない。2日前にはランナーに渡すプログラムなどを封入し、前日は全国から訪れる参加者を受け付ける。封入などに携わったノートルダム清心女大2年、女子学生(19)は「こんなに大きなイベントで普段知らない人たちと力を合わせることに、やりがいを感じる」と話し、生き生きと作業した。

 ボランティアの中にはリピーターも多く、マニュアル頼みではない、きめ細やかで温かい対応が印象的だった。受付会場のジップアリーナ岡山では、入り口の動線がスムーズになるよう事務局側に提案したり、記念写真用の顔出しパネルで撮影役を買って出たりと、臨機応変に動く。同アリーナには初企画のボランティアによる寄せ書きも掲示された。

 「走る、見る、支える」を3大テーマに掲げるおかやまマラソン。大会実行委の清田耕介事務局長はこう語る。「ランナー、応援、ボランティア。どんな立場でも楽しめる大会にしていきたい」
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