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倉敷市役所内の池にカワセミ飛来 水質改善奏功、撮影スポットに

倉敷市役所の池でカワセミ(点線内)を狙いカメラを構える愛好家と、くちばしに生き物をくわえているカワセミのコラージュ=いずれも1日、拡大写真は大島啓見さん撮影

 倉敷市の「市鳥」で、その美しさから「空飛ぶ宝石」と称されるカワセミが、市役所内の池にたびたび飛来し、撮影スポットとして愛好家の人気を集めている。清流を好むカワセミは“水辺環境のバロメーター”ともされており、市の水質改善の取り組みが奏功したようだ。

 市役所南側の「壁泉(へきせん)池」(幅約40メートル、奥行き約7メートル)。今月上旬にも、鮮やかな青い羽と長いくちばしのカワセミが姿を現した。「チィー」と鳴き声を響かせながら辺りをせわしなく動き回り、時折池に飛び込んで小エビなどを捕っていた。

 池の周囲には連日、愛好家が野鳥撮影用の大型レンズを持って集まってきている。週3回は訪れるという大島啓見さん(70)=同市=は「カワセミは警戒心が強く、これほど近づいて撮影できる場所はそうない。一般にはあまり知られていないが、数年前から、ひそかな人気スポット」と話す。

 市総務課によると、壁泉池は防火や親水を狙いに、1980年に庁舎と一緒に整備された。かつては植物プランクトンの大量発生で水が濁っていた。市は2004年、ビオトープとして活用しようと、水質改善に着手。水が澄み、08年ごろからカワセミが目撃されるようになったという。

 市立自然史博物館(同市中央)の江田伸司学芸員は「カワセミは水中の小魚やエビを目視で捕まえるため、水のきれいな場所に生息する。全国的には、環境悪化で一時、個体数が減ったが、回復してきているとされる。近年、市中心部の倉敷川周辺で生息が確認されており、一帯を縄張りにしている個体が飛来している可能性がある」とする。
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