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福山ミステリー文学新人賞決定 松嶋さん(大阪)の「魔手」

第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した松嶋さん(中央)。左は島田さん、右は枝広直幹福山市長

 福山市出身の作家島田荘司さんが選ぶ「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の第10回受賞作に、大阪府枚方市在住の松嶋チエ(本名・松尾智恵子)さん(56)の「魔手」が決まった。福山市などでつくる実行委員会が27日、発表した。

 受賞作は元警官の探偵・梓凪子が主人公。中学生のおいが飛び降り自殺した事件を、母親である姉の依頼を受けて真相解明に乗り出す。女性探偵が活躍するハードボイルド的な要素を織り込むとともに、姉との確執など登場する女性のドロドロとした心理が巧みに表現されているという。講談社から来春、発売される。

 ふくやま文学館(同市丸之内)で受賞会見があり、島田さんは「女性の保身、うそといった心のひだが隅々まで書かれている。筆力のある完成度の高い作品」と講評した。

 松嶋さんは元大阪府警の警察官で、国内初の白バイ隊員という異色の経歴。退職後の20代後半から小説を書き始めたという。会見では「長くミステリーを書いてきたが結果に結びつけられず、『これが最後かも』と応募した。奇跡ともいうべき大変な驚き」と喜びを語った。

 同賞はミステリー作家の登竜門として2007年に同市が創設。今回は国内外から過去最多の118作の応募があった。
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