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楽天1位指名の近藤「大変光栄」 岡山球界から24年ぶりドラ1 

楽天から1位指名を受け、投球ポーズをとる岡山商大の近藤弘樹投手=岡山商大

 岡山県内のチームから24年ぶりの“ドラ1”が誕生した。26日のプロ野球ドラフト会議で楽天から1位指名を受けた岡山商大のエース近藤弘樹投手(22)。「大変光栄。すごい選手がたくさんいるが、負けないという気持ちで戦いたい」。1980年に発足した中国六大学リーグの現役選手のドラフト指名(育成を除く)は初。地方大学で力を蓄えた右腕が幼い頃からの夢を実現した。

 最速153キロの直球と多彩な変化球を操る本格派は、高校時代に目立った実績はない。広島・安佐北高3年の夏は3回戦で敗退。同級生には巨人の田口麗斗(新庄高出)、オリックスの山岡泰輔(瀬戸内高出)両投手ら逸材がいた。関東、関西の志望大学は不合格。高校の監督と岡山商大の仁科昭宣監督(現総監督)に親交があった縁で大学でも野球を続けられた。

 タイヤ引きで下半身をいじめ抜いたのは昨冬。仁科総監督も認める「人一倍の向上心」が成長を支えた。リーグ戦は1年春から登板し、186センチ、96キロの丈夫な体も武器に投球回数は4年間で400イニング以上。この間、球速は11キロアップし、投球術も磨かれた。

 「地方でもやれるところを示したい」と反骨心を胸に挑んだ全日本大学選手権(6月)。自身初の全国舞台で名門近大に2失点完投勝利を収め、一躍注目を集める存在になった。

 岡山球界からは1993年の岡山南高・山根雅仁投手(広島)以来の1位指名となる。岡山市でこの日会見し「ここからが勝負」と決意を新たにした近藤投手。厳しいプロの世界でも努力を続け、道を切り開く。

「真っすぐで押せる投手になる」

 大学球界屈指の剛腕は、杜(もり)の都でさらなる飛躍を期すことになった。楽天から1位指名された岡山商大のエース近藤は「1年目からローテーションに入り、2桁勝てるよう頑張りたい」と堂々とした口調で抱負を語った。

 赤木貫人監督、井尻昭夫学長らと同大の一室でテレビ中継を見守り、朗報が届くと笑顔を浮かべ握手を交わした。広島・安佐北高時代は全国的には無名。「大学で心も体も成長させてもらえた。チームメートに感謝したい」

 186センチの長身から繰り出す角度のある直球は150キロを超える。スライダーやカーブ、2種類のチェンジアップなど変化球も多彩で「相手打者に応じて技巧派にも変身できる」と赤木監督。中国六大学リーグの通算成績は29勝21敗で防御率は1点台。今春は7勝を挙げ、チームを19年ぶりの全日本大学野球選手権にも導いた。

 楽天は倉敷市のマスカットスタジアムで2011年から毎年、秋季キャンプを行っており、岡山ともなじみのある球団だ。自身も練習を見学したことがあり、「良い雰囲気で活発なチームという印象。(エースの)則本さんのように、真っすぐで押せる投手になる」と目標を掲げた。
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