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トンボ「スナアカネ」県内初採集 倉敷工高の角南さんが玉島で発見

角南さんが採集したスナアカネ

角南海心さん

 中国や中東、インドなどに分布するアカトンボの一種・スナアカネを倉敷工業高校(倉敷市老松町)の1年角南海心(かいしん)さん(16)が、同市玉島乙島の水島港玉島E地区で採集した。日本トンボ学会員の守安敦委員(60)=同市=によると、国内の定着例はなく、岡山県内で採集が確認されたのは初めてという。

 スナアカネは体長約4センチ。複眼の下部が青みを帯びているのが特徴。雄は全身が赤色で、雌は黄色がかった淡褐色をしている。季節風や台風に乗って、南方から秋に日本に飛来するが、冬は越せないとされる。県内では2014年に初めて確認された。

 角南さんは、トンボを中心とした昆虫の写真撮影を趣味にしている。今月1日もアカトンボを撮影するため、同地区の草地を訪問。見慣れないトンボがいたため追跡し、湿地に約20匹の同種が飛び回っているのを見つけた。撮影した写真を守安さんに見せたところ、スナアカネと判明し、8日、守安さんと同所を再び訪れ雄2匹を捕まえた。

 採集したスナアカネは角南さんと守安さんが1匹ずつ持ち帰り、角南さんが標本を作製して、同市立自然史博物館(同市中央)に寄贈する予定。角南さんは「今まで見たことのないトンボだったので、夢中で撮影した。来年も見られるよう、自然環境を守っていきたい」と話していた。

 同博物館は「トンボのような人気の高い昆虫が、県内で初めて採集される例は珍しい。標本がいただければ、貴重な資料として活用したい」としている。
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