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岡山県北各地で「広戸風」被害 奈義では大イチョウの枝折れる

折れて地面に落ちた菩提寺の大イチョウの枝=23日午後4時49分、奈義町高円

強風にあおられ散乱したソーラーパネル=23日午前9時40分、奈義町上町川

橋の一部が「くの字」に陥没した橋=23日午前10時55分、津山市加茂町中原

 22日深夜から23日未明にかけ岡山県内に最接近した台風21号は、各地に強風や大雨の被害をもたらした。県北東部では、国天然記念物のイチョウの枝が折れるなど局地的に吹く「広戸風」によるとみられる被害が相次いだ。

 広戸風が原因とみられる被害は、菩提寺(奈義町高円)で国天然記念物の大イチョウ(推定樹齢900年)の枝が折れた。木は高さ40メートル、幹周り13メートル。折れた枝(直径約0・8メートル、長さ約12メートル)は高さ約10メートルの位置から伸びていた。

 他にも同町役場の窓ガラス1枚が割れ、同町内の民有地に設置されたソーラーパネルが散乱。津山市内ではバス停の鉄製支柱が折れた。

 大雨の影響も出ており、真庭市の湯原温泉街では湯原ダムが洪水調節の放流を行ったため、源泉が濁って各施設への配湯がストップし、市営の日帰り入浴施設のほか旅館7件が休業した。津山市加茂町地域の倉見川に架かる県道の橋(全長42メートル、幅5・5メートル)では、路面の一部が「くの字」に陥没し23日から通行止めとなった。多量の出水で川底が削られ、橋脚の一つが沈み込んだためとみられる。

 県によると、23日午後2時現在、建物の一部損壊が10件、床下浸水が2件判明。のり面の崩壊などに伴い、27カ所が通行止めや片側交互通行となった。これとは別に岡山市では道路の冠水や石垣の崩落など12件の被害が報告された。

 学校関係では真庭、美作など3市3町で小中高、特別支援学校の計37校が23日に臨時休校。岡山市の小中学校79校は午前中で授業を打ち切った。

 JRは因美線が終日運転を取りやめ、他の路線でも運休や遅れが出た。空の便は札幌、東京線の計5便が欠航。高速道は米子自動車道の一部区間で半日以上通行止めになった。

 岡山地方気象台によると、21日朝の降り始めからの総雨量は各地で100~250ミリに上り、鏡野町では290ミリを超えた。奈義町では22日夜に最大瞬間風速46・7メートルを観測し、その後、観測データが送信されないトラブルが発生。23日昼すぎに復旧した。
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