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アマゴ消えた養殖場に支援の輪 地元住民ら経営者に浄財贈る

松田さん(右)に募金を渡す垣上さん(垣上さん提供)

約2万匹のアマゴの稚魚が消えた養殖池

 新見市神郷油野のアマゴ養殖場で、稚魚約2万匹(計約400キロ)がいなくなった事態を受け、地元住民らが経営者を励まそうと募金活動を始め、支援の輪が広がっている。

 養殖場を手掛ける松田礼平さん(29)=同所=の話では、アマゴが消えたのは出張中の9月29日昼から10月4日朝にかけて。専用の池(直径約10メートル、深さ約1メートル)で養殖していたが、数匹程度しかいないことに気付いたという。

 松田さんは2014年2月から市の地域おこし協力隊員として移住。同年春に10年以上使われていなかった施設を借りて養殖を始めた。今年2月には法人化し、本格的に取り組んでいた。

 募金を呼び掛けているのは、松田さんの協力隊員時代からの仕事仲間で木工芸家の垣上滋延さん(53)=新見市。8日に事情を知り「田舎で懸命に頑張っている若者を支えなければ」と、その日のうちに交流サイト・フェイスブックに投稿した。

 すぐに地元住民ら数人から2万円が集まり、垣上さんは9日に松田さんに手渡した。現在も募金は寄せられており、今後も集まった浄財を順次届けるという。「苦しい時はお互いさま。今が踏ん張り時」とエールを送る。

 松田さんによると、消えた稚魚は体長10センチ前後。時価約200万円で、約20センチに成長する来春に出荷できていれば約500万円の売り上げがあったという。松田さんは募金を元に事業を立て直す予定で「周囲の温かさに感謝するばかり。前を向いて仕事に取り組み恩返ししたい」と話す。

 一方、新見署は11日に現場検証を行い、松田さんの被害届を受理。稚魚が盗まれた可能性もあるとみて捜査する方針。
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