文字

平安時代に権勢を振るった藤原道…

 平安時代に権勢を振るった藤原道長は、重い糖尿病だったといわれる。40代から進行し、晩年は合併症で視力が衰えて目の前の人の顔も分からなくなっていた▼本人の日記や同時代の記録が語っている。長年にわたる美食や運動不足とストレス、肥満がたたったのだろうか。栄華の頂点で〈この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば〉と詠んだ時には、病はかなり深刻だったようだ▼糖尿病が強く疑われる成人男女が過去最多の推計1千万人(2016年時点)に上ることが、厚生労働省の調べで分かった。調査を始めた20年前の690万人から増え続け、初めて大台に乗った▼糖尿病の初期は目立った自覚症状がないため受診が遅れ、重症化する場合もある。患者の増加は、臓器の機能低下などで糖尿病になりやすい高齢者が増えていることが影響していると厚労省はみる▼古代とは比較にならないほど便利で豊かな現代社会では発症の原因も増え続ける。世界保健機関(WHO)によると世界の肥満人口は1980年から倍増し、糖尿病患者は4倍近くに達した▼放っておくと脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを高めるのも糖尿病の怖いところだ。きょうは「体育の日」。自分に合った適度な運動やバランスのとれた食事など、身の回りの生活習慣を見直すきっかけにしたい。

【滴一滴】の最新記事

ページトップへ

ページトップへ

facebook twitter rss

▼山陽新聞社運営サイト
さんデジタウンナビ | 岡山の医療健康ガイド | マイベストプロ岡山 | 47CLUB | さん太クラブ | おかやまリフォームWEB | LaLa Okayama
山陽新聞カルチャープラザ | 建てる倶楽部 | 山陽新聞進学ガイド | 山陽新聞プレミアム倶楽部 | まいられぇ岡山 | 囲碁サロン
▼関連サイト
47NEWS | 今日のニッポン
掲載の記事・写真及び、図版などの無断転記を禁じます。すべての著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。

Copyright © The Sanyo Shimbun. All Rights Reserved.