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有隣荘で宮永愛子さんの作品公開 「時」テーマ、はかない美を表現

椅子をかたどった作品が時の流れを感じさせる会場

 大原家旧別邸・有隣荘(倉敷市中央)の特別公開として6日、国際的に活躍する美術家宮永愛子さん(43)の作品展「みちかけの透き間」が始まった。「時」をテーマにしたはかなくも美しい作品が、和洋折衷の名建築や庭園と響き合い、観光客らを魅了している。22日まで。

 宮永さんは京都市出身で、東京芸術大大学院修了。日用品などの形をナフタリンでかたどって透明な樹脂に封じ込め、ナフタリンが昇華して形が消えていく過程を見せるオブジェで注目を集める気鋭作家。今回は新作7点を披露している。

 時計や鍵のオブジェが玄関や和室などに置かれ、ナフタリンがゆっくりと昇華していく。中でも、1階の洋間中央に置かれた作品は、有隣荘にあった椅子がモデル。メイン作品として昇華はさせていないが、時が止まったかのような建築の中で、確かに流れる時間を意識させる。

 2階和室には、ひびが入りやすい特殊な釉薬(ゆうやく)を使った焼き物8点が並ぶ。小さなひびが入るたびに「カーン」と響く乾いた音が時を感じさせる。

 観光で訪れた大阪府泉佐野市の女性(61)は「作品の繊細さと有隣荘の静けさがマッチしていますね」と見入っていた。

 午前10時~午後4時半(入場は同4時まで)。一般千円、小~大学生500円。
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