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香川・豊島で産廃撤去完了の式典 運動振り返り再生へ思い新た

産廃の島外搬出と無害化処理の完了を受け、豊島住民が開いた式典

 香川県・豊島に不法投棄された産業廃棄物の島外搬出と無害化処理の完了を受け、撤去運動を担ってきた廃棄物対策豊島住民会議主催の式典が24日、島内で開かれた。住民や自治体関係者ら約200人が、困難に立ち向かってきた運動の歩みを振り返り、島の再生へ思いを新たにした。

 冒頭のあいさつで住民会議の三宅忠治議長は、運動を続けた住民の団結に触れ「真に豊かな島を取り戻す運動はまだ途上にある。原点に立ち返り、団結を強固なものとして頑張りたい」と強調。産廃の不法投棄が始まった1970年代から撤去に至った現在までの道のりを、安岐正三事務局長が報告した。

 会場には産廃撤去を巡る公害調停で2000年、最終合意文書に署名した真鍋武紀元知事らが招かれた。浜田恵造知事は汚染地下水の浄化や、近くの直島に設けられた産廃の無害化処理施設の撤去について「気を緩めることなく全力で取り組んでいく」と約束。元豊島弁護団副団長の大川真郎弁護士(大阪弁護士会)は「歳月はかかったが、島からごみが消えたのは住民の熱意があったからだ」と述べ、運動の“主役”たちをたたえた。

 豊島の産廃は今年3月に搬出が、6月に無害化処理が完了し、7月に県主催の完了式典があった。豊島では今後、地下水の浄化が本格化するが、環境基準を満たすまでに10年以上を要する見通し。産廃を掘り起こした穴も未整地のまま残っている。
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